熊本で震度7 気象庁会見14日午後11時半(全文2・質疑応答1)警戒すべき点
14日午後9時26分ごろ、熊本県を震源とする地震があり、熊本県益城町(ましきまち)で震度7を観測した。気象庁によると、震度7の地震は九州地方では初めて。14日深夜に会見した同庁地震津波監視課の青木元(げん)課長は、今後1週間ほどは震度6弱程度の余震が続く可能性があるとして警戒を呼びかけた。 【中継録画】熊本で震度7 気象庁が会見
今回の地震で最も警戒すべき点は?
NHK:幹事社のNHKから質問させていただきます。まず今回の地震で最も警戒すべき点をまず教えてください。 青木:最も警戒するところは地震の揺れの強さですね。揺れてるところ。今回、本震でも揺れが強かったですし、余震が現在、多数発生していますので、今後も余震による揺れに十分警戒、注意していただきたいと思います。 NHK:今回、これだけ余震が相次いでいるのは、どうしてだというふうに理解しますか。 青木:一般的に言いますと、陸域の浅い地震は余震が多いというような特徴がございます。しかも震源が浅いですから、少し規模の小さめの地震でも、その真上の地点では、真上では強く揺れることもありますので余震が起きてる範囲、どこで余震が起きるかは分かりませんから、その範囲にお住まいの方は強い揺れに、強い揺れを伴う余震に今後も注意していただきたいと思います。 NHK:まだ現状としては危険な状態が続いているということですか。 青木:はい。余震も今、多数発生しているところですので、今後も引き続き発生すると思われますから、十分に身の安全を図るようにしていただきたいと思います。 NHK:今回の地震なんですけれども、余震活動も布田川・日奈久断層帯と沿う形で起きているということで、この断層との関連性についてあらためて教えていただけますか。 青木:位置関係としては非常に近くで発生しています。これは事実です。どちらの断層帯がどう動いたとか、また別のものかというのは今後、さらに詳しく調査していくと思います。現時点では関連性については不明です。 NHK:今回の地震は横ずれ断層型だったと思うんですけれども、これはこの地方では一般的なメカニズムということですけど、その辺りちょっと詳しく教えていただけますか。 青木:そうですね。この辺りは南北方向に張力、引っ張りの力が掛かっている地域ですので、そういうことから言うと、この地域で発生する一般的なメカニズムということが言えるかと思います。 NHK:各社さんお願いします。