熊本で震度7 気象庁会見14日午後11時半(全文2・質疑応答1)警戒すべき点
火山、阿蘇山との関連は?
西日本新聞:西日本新聞のタナカといいます。阿蘇山、火山との関連とかいうことも考えられるんですか。 青木:はい。現在、火山、阿蘇山の火山活動については特に変わりはありませんので、今回の地震と直接の関連性というのは、今のところないと考えています。 西日本新聞::今後、関連して動く可能性というのは。 青木:それについては分かりませんが、今のところは変化ないという状況です。
余震多発の原因は?
産経新聞:産経新聞の(※記者名判別できず)と申します。余震が多数発生している原因・理由というのはどういうふうに考えられるんでしょうか。 青木:1つは大きめの地震、マグニチュード6.5ですけども、これだけの地震が発生すると、余震は少なからず発生します。その中で、今回のように陸域の浅いところで発生した地震については、余震活動が一般的に多いという特徴がありますので、今回の地震もそのような形かと思います。 産経新聞:この地域は特に多く発生がしている状況なんですか。 青木:この地域という限定ということではなくて、一般的に陸域の浅い地震では、余震が多いという特徴があるということです。
より大きな地震が起きる可能性は?
テレビ朝日:テレビ朝日のガクと申します。今後さらにこの地域で、さっきの地震よりも大きな地震が起きる可能性というのはどうなんでしょうか。 青木:今のところ、今回の最初の地震が本震と思ってますけども、今後の余震にしても、地震の規模、マグニチュードとしてはある程度小さいとしても、その直上では本震に近いような強い揺れを観測することもありますから、十分、余震による強い揺れには十分注意していただきたいと思います。 テレビ朝日:断層との関連性の話が出ましたが、それはどういったことを調査されて、どの辺に着目されてるんでしょうか。 青木:この辺りはわれわれの、地震活動だけでは判断できないところもありますので、今後、地震調査委員会などで地質学者の方とか地殻変動の方とかを交えて、さまざまな検討がされると考えています。