熊本で震度7 気象庁会見14日午後11時半(全文2・質疑応答1)警戒すべき点
さらに大きな地震が起きる可能性は?
NHK:青木さん、すいません、NHKミヤハラですが、今回の地震が、さらに大きな地震が起きる可能性というのは。先ほどこれが本震だと思っているというふうにあったんですが、それをちょっともう少し、どうして起きないと思ってらっしゃるかを。 青木:いや、そこは地震予知というのは難しいですから今後、さらに大きなのっていうのは分かりません。ですから、今までの経験から言うと、6.5くらいの地震が起こると、本震-余震型で推移していくことが多いということですけども、過去、同程度の地震が発生した例もありますから、いずれにしても今後の余震について備えていただくと同時に、強い、今後の余震に備えていただく中で強い揺れに備えていただきたいと思います。 TBS:すいません。TBSの(※記者名判別できず)です。冒頭にその(※判別できず)なんですけども、週末の天気を見ると土日に熊本地方でだいぶ雨が降ったり、降る予報が出てるんですけれども、一般論で構わないのでどういった点に注意すればいいかっていう点について。 青木:はい。強い揺れがありますと、地盤自体が少し地面の中で隙間ができたりしてもろくなっている可能性もあります。そういったところに雨がしみこむと、崖が崩れやすくなるとか、土砂災害が起こりやすくなりますので、そういった点を注意していただきたいと思います。
過去の事例から本震と判断したのか
読売新聞:すいません。読売新聞のフナコシですけど、もう課長が本震と思われた理由っていうのは、過去の事例の、この規模があればもっと大きなのは起きないだろうという、そういう過去の事例から判断してということですか。 青木:それしか判断のしようが今のところございませんので、過去の事例から言うと、この規模であれば本震余震型でだいたい推移していると。 読売新聞:一部の専門家の方が布田川・日奈久の一部が割れて、今後、割れ残りがもっと大きくて、それでもっと大きい地震が起きるんじゃないかっていうふうに指摘されてる方もいらっしゃるんですが、そういう可能性は考えられないんですか。 青木:そういう可能性は、自然現象ですからゼロではないとは思いますが、分かりません。現時点では本震-余震型と思って、余震について十分注意していただきたいと思います。 日本経済新聞:日経のバンですが、益城町の周辺でそういう雨が降って地盤の弱いとかがけ崩れを起こりやすいというのは、それについては(※判別できず)あるんですか。 青木:一般に言うと急斜面、急傾斜地であればそういった崩れやすいことはあるかと思います。あ、では。 マツモト:情報課のマツモトといいますけども、益城町付近ですけども、あと地形見たらご覧のように分かるんですけども、なだらかな地形から高い(※判別できず)上がっていく状況ですね。特に急傾斜地等はなくて、現在の土砂災害の土砂の指数の低い状況だという状況になっておりまして、特に特段、益城町付近で災害が起こりやすい状況になってないと思います。