入学シーズン「小1の壁」に一石を投じる動画が話題に→「そばにいる時間は楽しくて短い」子育て卒業世代から体験談続々
小学校入学シーズンが訪れると、毎年話題になる「小1の壁」。共働き家庭が増えるいま、どう乗り越えていく?!その方法を模索するニュースやSNSへの投稿を見かけるようになります。 【話題になった動画】投稿された動画を見る そんな中、「小1の壁よりも伝えたい」という語りかけから始まる動画がインスタグラムで話題となりました。 「『早く自立してくれよ』と思っていた自分や、『待ってね』『あとでね』を繰り返していた自分を後悔するほどのスピードで手がはなれていくということです」と続きます。そして最後に「小1の壁に備えるとともにぜひ、手をつなぐ、抱きしめる、そんなあたりまえのことをできるうちに、やらせてくれるうちに、たくさんやって下さい」と結びます。 この投稿には、「我が子も来年1年生。甘えん坊の我が子ですが、これからどんどん手が離れていくのかと思うと…寂しい。『あとでね』『ちょっとまってね』ばかり言っているなぁと反省」など、これから小1の壁を迎える人たちから「めっちゃ心構えします!」「気付きをありがとう」というたくさんのコメントが集まりました。 さらには、「小1の壁」を乗り越えた世代の人たちからも、その後の心境が集まりました。
現役小学生&卒母世代からも届いた、今だから思う生の声
「泣きました。小6、4年、2年の母ですが、小学校に行きだして、成長も時が経つスピードも早すぎます。毎日、あとどれくらい一緒に居られるのだろうと。毎日が愛おしくて仕方ありません」 「ママこの絵本読んで~。面倒くさいなと思っていたこともあったけれど、いつの間にか気づいたら子どもが自分で読んでいて、寂しくて後悔しました。上の子なんて少しませていて、小学1年生から手を繋いでくれず、ふりほどかれました。楽になりたいと思っていた育児。でもあっと言う間に手が離れてしまいます。だから今、娘達は大学生だけど、めちゃくちゃ構ってまーす」 「我が家は中1長女、小6長男。長女は中学生になったとたん、何でも自分で決めるし、電車乗って1人で遊びに行ってしまう、絶賛反抗期。長男はまだ小学生だけど6年生ともなるともう反抗期始まって言うこと聞かなくなるし、対抗して口ばっかり出してしまう。もっと触れ合いの時間作っといたら良かったなと思います。ご飯の時間が少し遅くなっても、遊びに付き合ってあげたら良かったなと今では思います。その時は母も必死で毎日こなしてたんだけど、そんなに必死にならなくても良いよと過去の自分に言ってあげたいです」 「本当にその通りだと思います。うちはこの春社会人となり息子たち二人とも家を出ていきました。育てている時は本当に色々大変だったけど…。今思うと早かった…。本当に子どもが側にいてくれる時間は楽しくて短いです。だからこそ、一緒に過ごせる時間を大切にしてほしいと心から願っています」 すでに大学生や社会人のお子さんを持つ、卒母世代からの体験談も相まって、今まさに渦中にいる人はもちろん、乳幼児のお母さん業を奮闘する層は「気づき」として、子どもへの気持ちや接し方を振り返るきっかけになっているようです。 共働きや介護といった事情を抱える令和の家庭。そこで誕生した「小1の壁」という言葉は、より一層、渦中の親子を不安な気持ちにもさせます。「ピカピカの1年生!」ランドセルもスタンバイされ、希望に満ち溢れているはずなのに……