入学シーズン「小1の壁」に一石を投じる動画が話題に→「そばにいる時間は楽しくて短い」子育て卒業世代から体験談続々
投稿者も頭をフル回転で挑んだ「小1の壁」という体験
この投稿をされた愛田あいさん(@ai_oekaki_mama)は3人のお子さんを育てる母でもあり、漫画家としても活躍されています。そんな愛田さんに投稿についてお話をお伺いしました。 ーー愛田さんのお子さんは、今何歳でしょうか?今回の投稿は長男さんが小学校に入学された時の体験談からでしょうか? 「長男が8歳、長女が5歳、次男が2歳です。産休育休を経て仕事復帰していましたが、長男が小学校へ入学する前は『小1の壁』がどのくらい強敵か未知数で不安だったので、事前に情報収集をしたり対策をとることがスムーズに乗り切るためにも大事なことだと思います。 私も長男の入学前に先輩ママたちから、どのようなことが問題になってくるのか教えていただきました。小1の壁とは、一般的に"就学により仕事と育児の両立が困難になること"を指して言う言葉なんですよね。子どもの就学を通じて親が感じる大変さのことなんだと知りました。 両立が困難になる理由はさまざまあって、働き方や環境だったり、親のキャパやどれだけサポートしていきたいのか、子どもの気質や人間関係、色々な要素が絡んでいると、先輩ママのリアルな声から感じました。その当時、伺った先輩ママの声をまとめてインスタグラムに投稿したところ、多くの反響をいただいたので、やはり働くママはみなさんやりくりされているんだ……と感じました」 ーー実際に長男さんの小学校入学時は、どのうような工夫をされたのでしょうか? 「年間予定表や月間スケジュールを確認して、1カ所にまとめて書いておいたりしてました。復帰後は夕方以降の家事がなるべく少なく済むように意識して、決断したり悩んだりする手間が極力ないように努めていました」 学校行事、ほかのお子さんとの兼ね合いを考慮して年間スケジュールをきっちり押さえておくこと、1日のタイムスケジュールも無駄のない段取りでやり過ごしたといいます。 ーー小1の壁を乗り越えられて、当時を振り返って思うことはありますか? 「私の場合は、蓋を開ければ小1の壁はなんとか乗り越えられました。それよりも子どもの手が離れていくスピードの速さは予想外で驚きました。これは入学してみないとわからなかったし、過去の自分に伝えたいと思うことですね」 ーーそこで誕生したのが、今回投稿された子育ての「今」を大切にして欲しいというメッセージ動画だったのですね 「小1の壁という言葉に意識を向けがちで、当たり前の日常はスルーしがちだと思います。壁は情報があれば対策できる、でも今ある幸せは見逃したら取り戻せないということ。ぜひ、そちらにも意識を向けながら、後悔のない日々を過ごしてください」 愛田さんの動画にもあるように、「後悔するスピードで手が離れていくということ」ということは、筆者自身にも小学4年の子どもがいることもあり、最近感じていることでもあります。 「子どもたちが小さい時楽しいなんて思う余裕無かったけど、不思議と楽しかった思い出しかないです♪」 「子育ては、させてもらえるのは成人の18歳までと長い人生のうちの短期間です。いや、実際に食事をしたり一緒に出掛けたりできるのは、もっと短いですよ!」 投稿のコメントにはこのようなエールの声も散見され、小学生のお母さんである愛田さんご自身も励みになっているそうです。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・かわた まい)
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