「単なる不貞行為にすり替えようとしている」 岸和田市長の主張に原告女性側が反論 市長は「不倫」「性加害はない」と主張
女性との性的関係をめぐり、市議会で不信任決議案が可決され、議会を解散させた岸和田市の永野市長に対し、26日、被害にあったとされる女性側が書面で反論しました。 岸和田市の永野市長は女性との性的関係をめぐり提訴され、解決金500万円を支払うことなどで和解しています。 市長はこれまで女性との関係は「不倫」であるとした上で、「性加害はない」と主張していて、24日に妻同伴で会見をひらき、あらためて「僕の素行の悪さは家庭内の問題だと思います。政治家としてそれが欠格事項になるとは思わない」と話しました。 これに対し26日、女性の代理人弁護士は書面で「本件を単なる不貞行為にすり替えようとしていることについて、原告は非常に憤っている」と発表し、「和解調書の前文で市長が優越的な地位にあったことが指摘されているとおり、本件は「不貞」等では決してありません」と反論しています。 11月28日に公表された女性本人からのメッセージでも「泣きながら拒絶する私を立場や権力を乱用し、恐怖で押さえつけ、逃げられないようにすることが同意なのでしょうか」などとコメントしていました。 この問題をうけ、岸和田市議会は市長が「説明責任を果たしていない」などとして20日に不信任決議案を提出し、賛成多数で可決されましたが、市長は議会を解散しました。 岸和田市議会選挙は2月2日投開票です。
ABCテレビ