米国でも高まるウエディングドレスの リセール 需要。老舗ブライダルサロンもリセールeコマースに進出
既存顧客以外とも関係を構築する
現在クラインフェルド・アゲインでは135のスタイルが提供されている。なかには1万ドル(約160万円)のリームアクラ(Reem Acra)のドレスが1400ドル(約22万円)で販売されていたり、ダニエル・フランケル(Danielle Frankel)のいくつかのスタイルを小売価格の約50%ほど値引きして販売したりしている。またこのサイトでは、クラインフェルド・ブライダルで購入されたものではないドレスや、同社では取り扱っていないブランドも歓迎している。したがってクラインフェルドは既存顧客との関係を拡大するだけではなく、クラインフェルド・アゲインによって以前花嫁だった人々との関係にも門戸を開いている。 ロススタイン氏によると、同社は過去数年間にドレスのレンタルサービスを試みたが、毎度お直しが必要だったためにこの計画は断念したという。 クラインフェルド・ブライダルのEメールリストやウェブサイト、ソーシャルチャネルに加え、クラインフェルド・アゲインはペイドメディアを通じてもプロモーションを実施している。また6月20日には、ブラボー(Bravo)のリアリティショー番組『サマーハウス(Summer House)』にも出演していたスターであるリンゼイ・ハバードとのパートナーシップが正式に開始された。ハバードはキャンセルした結婚式で着る予定だった3スタイルをクラインフェルド・アゲインで販売し、その収益は非営利団体に寄付されるという。 [原文:Luxury Briefing: A luxury brand holdout (finally) launches e-commerce] Jill Manoff(翻訳:ぬえよしこ、編集:都築成果)
編集部