5000円でかに食べ放題「かにざんまい」驚きの中身 名古屋発オーダーバイキング、東京・吉祥寺店も8月オープン
そこで、提供されたすべての肩脚の身をほぐして、どれだけのボリュームになるのかを確かめてみることに。卓上にある手袋をはめて、ハサミとカニスプーンを使って黙々とほぐしていく。おっ、身はパンパンに詰まっているとまではいかないものの、わりとしっかり入っているではないか。妻もテンションが上がり、夢中でかに脚から身をほじくり出している。私も妻も終始無言だったが、夫婦で共同作業をするのは久しぶりである。 身をほぐす合間に注文したサイドメニューの寿司やかにクリームコロッケ、かに焼売などのサイドメニューを食す。「ズワイ蟹食べ放題コース」のサイドメニューはデザートも合わせると30種類近く用意していて、「本ズワイ蟹食べ放題コース」よりも上のコースになるとサイドメニューの種類が増えるほか、いくらや中トロ、うなぎ、うになど時季ごとに期間限定で開催している厳選食材を使った料理も食べ放題となる。
が、あくまでもここのメインはかに。兎にも角にもかにをお腹いっぱい食べたいのだ。サイドメニューの注文は控えめにして、かに身をほぐすことに没頭した。 30分以上かけてようやくすべてのかに肩脚から身をほぐした。その量は丼1杯分よりも多いくらいで、かなり食べがいがある。まずはそのまま食べて、やや飽きたところで卓上のかに酢につけていただく。 うん、これこれ! やっぱりかにはうまい! そりゃ本ズワイ蟹やタラバカニと比較したら味は劣るかもしれないが、紅ズワイ蟹やトゲズワイ蟹もほのかに甘みがあって、十分美味しかった。とくに爪の部分の身は締まっていて濃厚な味わいを堪能することができた。
この後、私と妻でかにを1肩ずつおかわりして、セルフコーナーのコーヒーとソフトクリームで締めくくった。しばらくはかにを見るのも嫌になるくらい食べたので、かにで満腹になるという目的を十分に果たすことができたと思う。 ■実現したのは仕入れ業者のおかげ 気になるのは、「かに食べ放題」という大胆なコンセプトをどのように実現させたのかということ。「かにざんまい」を運営するK-FOODSの代表取締役社長の米吉健二さんに話を聞いた。