多様性認め合う町へ 徳之島天城町 ジェンダー平等推進を宣言
鹿児島県徳之島の天城町は1日、性別に関わらず個性と能力が発揮できる社会を目指す「ジェンダー平等推進のまち あまぎ」宣言を行った。同日、町役場で式典があり、関係者ら約100人が出席。性別による固定的な役割分担や偏見、差別の解消へ向けて努めていくことを誓った。 同宣言は昨年3月に策定した第2次天城町男女共同参画基本計画に基づくもの。式典のあいさつで森田弘光町長は「ジェンダー平等推進をうたうのは奄美群島では天城町が初。町民皆が基本的人権を尊重し、多様性を認め合う町を目指す」と述べた。 式典には天城小学校金管バンドの児童や保護者、教諭らも参加。保護者代表による啓発書籍の読み聞かせや、児童代表による宣言文パネルの除幕があったほか、児童9人が息を合わせた演奏を披露して町の新たな門出に花を添えた。 14日まで、町1階ロビーではジェンダー平等に関するパネル展示を実施しており、「昔の記憶」「地域・行事」「仕事・職業」などテーマ別に同問題に対する町民の意見や疑問なども紹介している。