3つ星ならぬ3つ鍵⁉ 日本のミシュランキーホテルを巡ってみた
庶民の私でも楽しめるからおすすめしたいのはアペロや食後にサクッと立ち寄れるバー。45階のルーフトップにあり、東京駅サイドと東京湾サイドの双方にテラスを擁する「ブルガリ バー」は、たとえるなら東京のビル群に浮かぶ地中海式庭園。カクテルやワインのみならずバーフードも充実しているので、軽く食べるなら、ここ1軒でも完結します。
フォーシーズンズホテル大手町
2020年に開業した際、108㎡もの広さのテラス席のあるレストラン「PIGNETO(ピニェ―ト)」には衝撃を受けました。東京を一望する立地で、こんな高層階かつダイナミックなホテルのテラスは当時他にはなかったから。
この「PIGNETO」は「アボンダンツァ」(豊潤な人生)をテーマに、旬の食材を活かした季節のイタリア料理をファミリースタイルで提供する比較的カジュアルなレストランなのですが、私のおすすめはピザ。4人くらいでわいわいとテーブルを囲みたい時にぴったりです。
食後には、バー「VIRTÙ」へ。ヘッド・バーテンダーであるキース・モッツィ氏のカクテルはイノベーティブでありながら、時流に流されない芯のある美味しさ。杯を重ねるごとに、心地よく東京の夜が更けていきます。
文・編集/秋山 都(WebLEON)