まるで蒔絵 青から黄、赤へとグラデーション カエデ紅葉 南あわじ・成相寺
日影に包まれた板壁の本堂に、淡い光を帯びた赤や黄色のカエデが浮かび上がる。まるで漆に施された蒔絵のようだ。 【動画】境内各地を彩るさまざまな紅葉 南あわじ市八木馬回の成相寺。平安初期の作で国重要文化財の本尊、薬師如来立像が島内最古の仏像として知られる。紅葉の名所でもあり、秋は島外からも参拝者が訪れるという。 境内の色づきはまだまばらだが、青から黄、赤へとグラデーションを描く。成相寺保存会は「今週末くらいが見頃では」とする。(大田将之)