〔欧州株式〕軒並み下落=英0.44%安、独0.59%安(3日)
【ロンドン時事】週末3日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比36.11ポイント(0.44%)安の8223.98で引けた。週間ベースでは0.91%高。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.59%安(週間は0.39%安)、フランスCAC40種指数は1.51%安(同0.99%安)、ストックス欧州600種指数は0.49%安(同0.20%高)だった。 トランプ次期米大統領の就任を月内に控え、米中貿易摩擦激化への懸念が広がり、高級ブランドや自動車など中国関連銘柄を中心に売りが出た。米公衆衛生局のマーシー長官がアルコール飲料のラベルにがん発症リスクについて明記すべきだとの見解を示したことを受け、酒類メーカーの株価も下落した。 FTSEの構成銘柄では、酒造大手ディアジオが3.89%安、住宅大手パーシモンが3.76%安、同業バラット・デベロップメンツが3.24%安と下げを主導。一方、石油大手シェルは1.56%高、同業BPは1.19%高、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスは1.15%高と買われた。 DAXでは、化学大手BASFが2.51%安、自動車大手BMWが2.15%安、製薬大手バイエルが2.05%安と売られた半面、電力大手RWEは2.60%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーは2.24%高、防衛大手ラインメタルは1.92%高で引けた。