20代社会人で実家暮らしの息子。給与から「小遣い5万円」以外をすべて親に預けてきます。自分で管理させるべきでしょうか?
子どもが社会人になり収入を得るようになると、子どもが稼いできたお金の管理について、悩まれる親御さんもいるでしょう。「自分のお小遣いとしていくらか手元に残して、あとは親に預けてくる」というケースも考えられます。 本記事では「もう社会人なので、お金の管理はすべて自分でやらせるべきなのか?」という親御さんのために、実家暮らしの子どもが家に入れているお金の金額と、実家へ入れる金額の決め方もあわせてご紹介します。
20代の息子(娘)には自らお金の管理をさせたほうがよいのか?
社会人になってからも実家暮らしをしている子どもがいる場合に「もらった給料から自分のお小遣いを引いて、残りはすべて親に渡してくる」という人もいるかもしれません。実家暮らしの場合は、一人暮らしと違って「家賃や光熱費がいくら」ということを考える必要がないため、お金の管理が曖昧になってしまうケースもあるでしょう。 しかし、生活をするためには何にどれくらいお金がかかるのか、そして、本当に自由に使えるお金はどれくらい残るのかを知るためにも、お金の管理は自分でさせることが望ましいといえます。 また、将来的に結婚や一人暮らしをする予定がある場合は、そのための貯金も必要です。目標を立てたうえで、月にいくらずつ貯金すべきかについても、自分で考えさせたほうがよいでしょう。
実家暮らしの息子(娘)が家に入れているお金の平均は?
株式会社モデル百貨が運営している「MoneyGeek」が全国の実家暮らしをしている社会人(独身)1000人に行ったアンケート調査によると、全体の61%が「家にお金を入れている」と答えています。 「入れる派」の平均年収は343万7129円、「入れない派」の平均年収は185万5872円となっており、年収額が家にお金を入れるかどうかの判断基準になっている部分もあるようです。 家に入れるお金の平均額は、20代の場合は3万3232円です。 30代では4万1750円、40代では5万9131円というように、年代が上がると家に入れるお金も増えるのは、年収額の違いによるものであると考えられます。