フレンチカジュアルの粋な着こなし 定番のボーダー柄アイテム、中間色がおすすめ
連載《プロのコーデ》
今季はパリジャンを意識したフレンチスタイルがトレンドだ。ボーダー柄のカットソーを着るイメージがあるが、挑戦するならどのようなデザインを取り入れるのがおすすめか。また、色使いや小物使いで個性を取り入れるには。エスプリが効いたコーデのノウハウを、東京・港にあるL'ECHOPPE(レショップ)青山店の木村圭介さんに伺った。 【写真はこちら】フレンチカジュアル2種のコーデ ジョンスメドレーのニットポロ、バトナーのカットソー…ディテールまで全部チェック!
■ボーダー柄は中間色、人とかぶらないスタイルを選ぶ
――レショップではどのようなアイテムを取り扱っていますか? 「フランス風な仕立てのテーラードジャケットや、現地で実際に着用されていたビンテージのワークパンツなどを展開しています。それ以外にも、国内の気鋭ブランドが手がける逸品や、シンプルな無地のTシャツなどのオリジナルアイテムなどさまざまですね。フランスのほかにも日本やアメリカのさまざまな要素をバランスよく混在させているのが特長です」 ――フレンチスタイルの人気はいかがですか? 「需要は高まっています。これまではアメリカのトラディショナルな服が注目されていましたが、その反動か、今年はヨーロッパ的なスタイルが求められている印象です。これまでもフランスのブランドを扱ってきた当店ですが、原点回帰としてよりフレンチスタイルに力を入れていますね」 ――フレンチスタイルに挑戦するなら、まずはどのようなアイテムがおすすめですか? 「やはりボーダー柄のカットソーでしょう。ベージュなどの中間色を基調としたものなら人とかぶりにくいのでおすすめです。よく見る純白のものよりも落ち着いて見え、大人らしい印象も与えられるので一石二鳥ですよ」 ――他にはどのようなアイテムを手に入れるといいでしょうか? 「テーラードジャケットですね。身幅が広くがっしりとしたアメリカ風や、肩のラインを強調したイタリア風とはまた異なる、ウエストシェイプ(腰のくびれ)が効いた着丈の長いものを選ぶのがコツです。色はビジネスシーンで着るならネイビー、カジュアルに着たいならベージュやオフホワイトがおすすめです」 ――おすすめの一着を教えてください。 「renoma(レノマ)のテーラードジャケットです。シルエットからベント(背面の裾部分に入った切れ目)の深さなどのディテールまで、フレンチスタイルをとことん意識した仕上がりです」