フレンチカジュアルの粋な着こなし 定番のボーダー柄アイテム、中間色がおすすめ
■ボーダーコーデ、素材と色で「脱ありきたり」
2組目は休日を意識した着こなし。ボーダー柄のカットソーやリネン素材のテーラードジャケットを用いて夏らしく軽快なスタイルにまとめた。 「中間色のアイテムを中心に選んで落ち着いた雰囲気に仕上げました。ボーダー柄のカットソーの生地は麻が混紡されているので着心地がいいです。一般的なコットン100%とは見た目にも質感が異なるため、人ともかぶりにくいのもポイント。テーラードジャケットは、スーツ感を抑えるために、ややゆったりとしたシルエットでダブルブレストのものを合わせました」 ボトムスにはテーラードジャケットと同色のフレアシルエットのスラックスを着用。色気あるアクセントとしてリザード(トカゲ革)素材のシューズをかけ合わせた。 「丸みを帯びたアメリカ風ではなく、ヨーロッパらしい細身な革靴を選ぶだけでぐっとフランスらしい着こなしに見えます。フレアシルエットのパンツとも相性抜群ですよ」 文:山梨幸輝 写真:加藤潤
山梨幸輝
東京出身のライター・編集者。学生時代にファッションブランドで制作アシスタントを経験し、卒業後にフリーランスで活動を開始。雑誌「ポパイ」や「ギンザ」、「ファイン」、「ターザン」などでの執筆のほか、企業のオウンドメディアなどのディレクションも行う。
加藤潤
兵庫県出身のフォトグラファー・ビデオグラファー。幅広いジャンルのWEBメディアや雑誌などで活躍するほか、ファッションブランドのルックやカタログの商品写真、企業の広告用ムービーなども手がける。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。