米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
エドセル・レンジャー(1959年)
1959年のレンジャー4ドア・セダンは、エドセルの歴史上最も売れたモデルであるが、それでも1万4063台に過ぎない。対照的に、売れ行きが最も鈍かったのは1960年型レンジャー・コンバーチブルで、わずか76台しか売れなかった。 この個体は比較的損傷が少ないようなので、部品が必要ならロンズ・オート・サルベージにご連絡を……。
フォードF250
このヤードではフォードの商用車もよく見かけるが、特に取材班の目を引いたのが、このカラフルなF250だ。第6世代(1972~1979年)のF250にはかなりのファンがいるが、これを走行可能な状態に直すほどの規模ではない。しかし、いくつかの有用な部品は残っている。写真の型のグリルは1973年に登場し、3年間採用されていた。
ポンティアック・フェニックス
ポンティアック・フェニックスを最後に見かけたのはいつだろう? 昔は売れ筋ではなかったし、ほとんどが廃車となって久しい。これは第1世代(1977~1979年)のモデルで、おそらく1978年の2ドア・クーペだろう。 第1世代がシボレー・ノヴァをベースにしていたのに対し、第2世代フェニックスはシボレー・サイテーションのリバッジである。
トヨタ・ランドクルーザー
トヨタ・ランドクルーザーは壊れにくいことで有名で、この個体もバッテリーを新品に交換し、フルード類を補充するだけで、息を吹き返すに違いない。 1980年代のFJ60で、まだかなりいいコンディションだ。同じように年季の入った他の住人に比べて、腐食が少ないのは明らかだ。
ポンティアック・ファイヤーバード
第3世代のポンティアック・ファイヤーバード(1982~1992年)は、同クラスの中で最も人気がないと広く考えられている。このようなクルマは今でも定期的に廃車置き場で見かける。 ファイヤーバードで最も有名なのは、NBCのテレビ番組『ナイトライダー』でデヴィッド・ハッセルホフと共演した1982年型ファイヤーバード・トランザムのK.I.T.T.だろう。
ポンティアック・トランザム(1978年)
1970年代のトランザムは、見た目こそ素晴らしいが、残念ながらその見た目に見合う性能は持っていなかった。公害規制によって締め付けられ、最もパワフルな6.6L V8でも200馬力しか出なかった。しかし、同車の人気は映画『トランザム7000』での出演によって高まった。 バート・レイノルズはこの名作映画で1977年型を運転したが、トランザムが生産終了となったのも同じ頃である。