「デシグアル」に新風吹き込む若き才能アルフォンス・メトロピエールとは
スペイン発の「デシグアル(DESIGUAL)」は、顧客の若返りを図るために世界の若手ブランドとのコラボレーションに積極的だ。ニューヨークの「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」やパリ拠点の「ヘド メイナー(HED MAYNER)」に続き、フランス人デザイナーのアルフォンス・メトロピエール(Alphonse Maitrepierre)が手掛ける「メトロピエール」との3度目となるコラボコレクションをこのほど発表し、全国の「デシグアル」店舗で販売中だ。 【画像】「デシグアル」に新風吹き込む若き才能アルフォンス・メトロピエールとは
メトロピエールはベルギーの芸術学校ラ・カンブル(La Cambre)を卒業後、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のオートクチュールスタジオでアシスタントスタイリストとして働いたのち、「シャネル(CHANEL)」や「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のコスチュームデザイン部門で経験を積み、2018年に24歳で自身のブランドを立ち上げた。デビュー時にはパリ市内で回収した、ベッドシーツなどの廃棄布地をアップサイクルしたコレクションを披露しパリ市が運営する「Bureau du Design, de la Mode et des Métiers d’Art(BDMMA)」による「Grands Prix de la Création」アワードを受賞した。現在はパリ・ファッション・ウイークでコレクションを発表している。
「デシグアル」とは大胆な色使いやサステナビリティを重視した価値観を共有しながら、コレクションを制作。今回は“90年代のレトロフューチャー"をテーマに、スプレープリントのようなジャカードニットのワンピースやドレッシーなトレンチコート、ポインテッドトーのパレリーナシューズなど、パンキッシュなムードが漂うコレクションに仕上げた。素材は全てリサイクル由来の原料または廃棄素材を活用した。コレクション発表に際し初来日したメトロピエールに、自身のブランドやコレクションの制作背景について語ってもらった。