超強力打線・帝京を牽引する主将・西崎桔平は高い打力・守備力を兼ね備えた万能型の逸材だ!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>
今年の春季大会10試合で16本塁打を記録した帝京。 その帝京打線を牽引するのが、主将で大型遊撃手の西崎 桔平内野手(3年)だ。181センチ80キロと頑強な肉体をいかし、パワフルな打撃、強肩をいかしたショート守備で魅了する。投手としてマウンドに登れば、回転の良い140キロ台の直球を投げる。 投手、守備、打撃と水準の高いプレーを披露する万能型の逸材だ。 佐倉シニア時代はドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手・石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)とともに活躍を見せた。そんな西崎に詳しく迫っていきたい。 【動画】西崎の強烈な打撃!! 打撃の特徴としては軸のブレが小さく、安定してボールを捉えることができる。関東大会では本塁打も放っているが、中距離打者として見ていきたい。 構えを見ると、バットを担いで、ヘッドを寝かせている。この構えをすることで、トップの立ち遅れを防いでいる。早めに始動を仕掛けて、左足をしっかりと上げることでタイミングを取っている。 トップの動きを見ていくと、真っ直ぐ引いていきながら、内回りのスイングを行い、ボールを捉える。自分のタイミングをしっかりと掴んでおり、軸がブレずに、広角に打ち返すことができる。 遊撃守備は、丁寧だ。スナップスロー、ランニングスローなども要所で見せる。送球も力強く、見ていて安心できる選手だ。 将来性について触れると、投手もこなしているが、野手でいくことになるだろう。高卒プロとなると、同世代を圧倒するような結果を残したわけではないので、強豪大学に進んで、実績を重ねて、ドラフト指名を目指すのが現実的になりそう。自分自身を厳しく追い込んだり、主将として選手を厳しく律している姿を見ても、強豪大でも能力を伸ばすことができると考える。 帝京は13年ぶりの夏の甲子園出場を目指す。春同様の強打を見せる事ができるか注目だ。
<西崎 桔平(にしざき・きっぺい)プロフィール> 右投げ右打ち 181センチ80キロ 投手兼遊撃手 高洲中出身 佐倉シニアでは石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)、洗平 比呂投手(八戸学院光星)らとチームメイト 帝京進学後、1年夏から公式戦デビュー 1年秋(22年)秋季都大会で18打数10安打1本塁打4打点の活躍 2年春に関東大会出場 2年夏の東東京大会では13打数6安打を記録 2年秋では二松学舎大附戦で先発するが、打ち込まれ地区予選敗退 3年春では都大会4回戦以降で14打数5安打 春季関東大会では13打数2安打