名物の檸檬焼売で一杯! ワインと中華を気軽に楽しみたいなら、ワインショップで角打ちが正解
海老の春巻き✕ほろ苦オレンジワイン
まず注文したいメニューとして人気なのが「季節の野菜と海老の春巻き」。季節ごとに野菜が変わり、この日は大葉と梅干しが入って香味がきいた春巻きが提供されていた。春巻きのまわりにはレモンピールが削られ、見た目に美しいだけでなく、レモンの皮の苦みと柑橘の風味も楽しめるようになっていた。
春巻きにおすすめなのが、あひるラベルがかわいいオレンジワイン。「こちらのオレンジワインは果皮の苦みや複雑さがしっかりあるので、さまざまな具材が入った揚げ物との相性が良く当店の春巻きにぴったりです」と安間さん。飲み心地の良さもあるため、春巻きの味を引き立てながら軽快に楽しませてくれた。
檸檬焼売✕柔らかロゼワイン
名物の檸檬焼売はさまざまな種類が用意され、盛り合わせメニューもある。檸檬焼売は、広島・横島ファームの「うつみ潮風豚」と広島・生口島の瀬戸田のレモンを使ったもの。レモンの風味がほんのり香る檸檬焼売は、豚肉の甘みをより感じさせてくれる。マスタードや発酵唐辛子のアクセントが入ると、酸味や辛みも加わって、絶妙なおいしさとなる。
3種類の檸檬焼売に合わせてもらったのはポルトガルのロゼワイン。「ロゼワインはオールマイティな包容力があるので、いろいろなアレンジの焼売に合わせやすいですね。こちらのポルトガルのロゼは、生口島と同じように海の近くで育ったブドウが使われています。同じような地域のテロワールによるマリアージュです」と安間さん。ワインには塩味もあるので、レモンのほろ苦い風味にも寄り添って豚肉の甘みを引き立てていた。
トンポーロー✕凝縮した白ワイン
肉料理のおすすめは「東坡肉(トンポーロー)」。こちらもうつみ潮風豚の豚バラを使用し、煮込むときに瀬戸田のレモンや八角を入れ、風味豊かに仕上げられている。しっかりと長時間煮込まれているため、箸を入れるとすっと肉がくずれるほど軟らかい。
トンポーローにペアリングしてもらったのは、フランス・ロワール地方の白ワイン。「アレクサンドル・バンは、凝縮した重厚感や蜜っぽさがあるのが魅力です。遅摘みしたブドウを使っていて甘みもあるので、トンポーローのような中華料理に合います。