メガネブランド「Zoff」のインターメスティックが東証プライム市場に新規上場、EC売上は26億円
メガネブランド「Zoff」を展開するインターメスティックは10月18日、東証プライム市場に上場した。
インターメスティックは、眼鏡の企画、製造、マーケティング、販売を手がけるSPA(製造小売業)型のビジネスモデルを展開。中間コストを省いた低価格な眼鏡を販売している。
眼鏡の製造・販売を手がけるゾフ、海外販売を展開しているゾフ・シンガポール、インターメスティック・香港の4社でグループを構成。ゾフの前身である眼鏡の製造・販売を目的としたガリレオクラブを1993年3月に設立。同年5月にはインターメスティックを設立した。2002年10月、インターメスティックグループに眼鏡事業の機能を集約する目的でゾフの全株式を取得、子会社化した。 直近の2023年12月期連結業績は、売上高が前期比11.1%増の398億7500万円、営業利益が同22.8%増の34億9700万円、経常利益は同28.6%増の34億2700万円、当期純利益は同102.3%増の25億6200万円。 国内事業における販売チャネルは実店舗とECを展開。国内店舗数は2024年7月末時点で303店舗。2022年~2024年7月末までの既存店増収率は8.5%増。2023年12月期における国内店舗の合計顧客数は369万人。
2023年12月期のEC売上高は、自社ECおよびECモール出店分を含めて前期比48.6%増となる26億5900万円。2019~2023年のEC売上高によるCAGR(年平均成長率)は36.0%。EC化率は同1.7ポイント増の6.7%。
インターメスティックは商品開発力、接客力、マーケティングを強みにあげている。アパレルブランド・アニメとのコラボレーションなどの推進、カスタマイズレンズの店頭提案を強化、接客力に基づく客単価の上昇につなげている。顧客リピート率も新規顧客の10%以上が購入年にリピート顧客となっているという。