“食べ物の好き嫌い” 子どもに克服させる方法ってある? 「無理に食べさせるのは絶対ダメ」と研究家
「苦手な食品を食べられるようにするにはどうすればいいのか?」それは子どもを持つ家庭にとって永遠の課題ではないでしょうか。大人になっても「嫌いなモノは口にすらできない」という人がいる中で、子どもの“食べ物の好き嫌い”を解消するのは中々に難しそうです。「何とか良い方法はないものか」と考えた筆者は、古民家キッチンラボ(兵庫県相生市)を拠点に活動するBon-Mark料理研究家・喜多マリコさんに話を聞いてみました。 「しいたけ苦手」←実は“科学的根拠”があるんです! ☆☆☆☆ 子育てをしながら食品製造・販売、料理教室、フードコーディネートなど食にまつわる仕事に幅広くたずさわる喜多さん流の子どもの好き嫌いをなくすポイントは大きく3つあるそう。 (1)好き嫌い関係なく食卓に並べる 親がおいしそうに食べている姿を見て苦手を克服する子もいるため、嫌いな食材と分かっていてもあえて食卓に出すと良いのだとか。 (2)調理法や味付けを変えてみる 「茹で野菜は食べないが、バターソテーにするとパクパク食べた」などの事例を聞くことも。わが子にとっての“食べやすさ”や“好みの味”を探すのも、親の役目かもしれません。 (3)無理に食べさせるのは厳禁 成長とともに変わる味覚や好み。無理強いせず、子どものペースで食べられる物を増やしていくのがベストなようです。 ☆☆☆☆ 子どもの健康や成長を考えるあまり突っ走ってしまうこともありますが、それぞれの食材にそれぞれのおいしさがあると感じさせることが好き嫌いを無くすことに繋がるようです。食べられるものがひとつひとつ増えていく……それも子どもの成長の証。まずは親がゆったりと構え、子どもに寄りそうのがいいのかもしれません。 ※ラジオ関西『Clip水曜日』2024年8月21日放送回より
ラジオ関西