【毎日書評】人生を前向きに変える。戦略的「勝てるポジション」マネジメント
「キャリアの大三角形」をつくる
5つ目のキーワードである「キャリアの大三角形」とは、自分を希少性のあるレアな存在にするための方法。 まず20代に、1歩目の足場を作ります。5~10年で三角形の起点となる「左の軸足」を固めるのです。喩えるなら、バスケットボールでピボットする時の軸足です。 職種は問いません。営業でも、経理でも、ITでもいい。とにかく、続けられる仕事をマスターしましょう。(87~90ページより) 30代では、2歩目を踏み出しましょう。新たに5~10年かけて「右の軸足」を固めます。そうすれば、三角形の底辺を作ることができます。 たとえば、すでに営業の仕事をマスターしていたら、次は宣伝・広報の仕事に異動させてもらったり、ITの仕事をしたあとにマーケティングの仕事でそのスキルを活かしたりするのもよいでしょう。(90ページより) 40代の3歩目では、もう1万時間かけて三角形の頂点を作っていきます。 三角形の頂点ができると、それまでの線が面に変わります。(91ページより) こうして「キャリアの大三角形」が完成すれば、社内でも転職市場でも、希少性を自身の武器として活用できるようになるわけです。(86ページより) これからの時代は、これまでの常識が通用しなくなるはずです。そんななかで生き抜いていくためには、きちんと「場所取り」をできた人になるべきなのです。それを実現するために、ぜひとも本書を参考にしたいところです。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 祥伝社新書
印南敦史