日大高 vs 日大鶴ヶ丘

　日大高出身で高校時代に2度、日大大会で頂点に立っている日大鶴ヶ丘の谷幸一朗監督は「嬉しいですね！」と第一声。続けて「選手が頑張ってくれました。本当に。東京制覇という目標で普段からやっていて、このような大会でもちゃんとやろうよと話をしていて、優勝できたのは本当に良かったです」と選手たちを労った。 　優秀選手にも選出され、日大鶴ヶ丘の初優勝に大きく貢献した須賀は「試合を通して自分たちの流れがあまりない中、守る展開が続いたんですけど、守り切れて良かったです。一人でも別の所を向いたり諦めたり走らなかったら終わるぞと声を掛け続けたし、俺が一番やってやるってという気持ちでやっていた」と試合を振り返った。続けて「たくさんのミーティングの中で、お互いに修正点を要求することができた。サッカーに対する準備とかアップ含めて戦えました。自分たちは強豪でもないけど、強豪相手に勝って優勝できたことが自信になります」と胸を張った。 　須賀は1か月後に迫る選手権予選に向けて「うちのチームはスタメン、ベンチなど関係なくサッカーに対して熱い選手が多くて、出ていない選手も出ている選手のためにという凄い強い気持ちがあるので、応援してくれる選手のためにその気持ちを忘れず戦う。最後はみんなで楽しんで走り切って行きたいと思います」と意気込んだ。 　長かった暑い夏もようやく終わりをつげ、3年生には”最後の熱い冬”がやってくる。 (文・写真＝古部亮)