日本の住宅事情に合う「クリスマスツリー」の選び方とインテリアから逆算する飾り方
プロが解説! ツリーを美しく飾りつける6つのポイント
せっかく飾るなら素敵に仕上げたいもの。初心者がツリーを美しく飾りつけるためのポイントも教えていただきました。 1.ツリーの「テーマ」を決める 「飾りつけを始める前にテーマを決めておくと、物語性と統一感のあるツリーを作ることができます。たとえば、『ファッション』をテーマにして、ハイヒールやバッグなどのオーナメントを取り入れたり、『宇宙』をテーマにロケットやUFO、星などのオーナメントを取り入れたり。ほかにも色をテーマにして、同系色のオーナメントで統一するのも素敵です」 2.オーナメントは「ちょっと大きめ」を選ぶ 「クリスマスツリーといえば、『トッパー(ツリーの先端に飾る星型などの飾り)』を頂点に飾るイメージが強いですが、実はこれは必須ではなく、『グラスボール』というガラス製のオーナメントと電飾(イルミネーション)さえあれば、十分魅力的に飾れます」 「グラスボールに限らずオーナメントは、ツリーのサイズに対して少し大きめのものを選ぶこと。そして電飾は球数が多いものを使うこと。そうすると、よりインパクトのある飾りつけができます」 3.ツリーが「三角形」になるように整える 「ツリーの美しさは、ツリー自体をいかにきれいな三角形に整えるかで決まります。飾りつけをする前に、きれいな三角形のシルエットになるようにツリーの形を整えてあげましょう。このひと手間で、仕上がりが格段に美しくなります」 「ただ、生木のツリーを使う場合は調整が難しいので、枝が多少飛び出ていても大丈夫。その場合は、飛び出ている部分を除外した三角形のエリア内にオーナメントを配置しましょう。そうすればきれいにバランスを取ることができます」 4.「上から下へ」を意識して飾りつける 「オーナメントを飾りつける際は、サイズのグラデーションを意識することが大切です。小さめのオーナメントは、ツリーの三角形を崩さないよう上部に、大きなオーナメントは下部に配置すると、自然で美しいバランスになります。実際に飾りつけるときの手順も、上から下へ。そうすれば全体のバランスを確認しやすく、飾りつけがスムーズに進みます」 5.ツリーに統一感を出すポイントは「色」 「ツリー全体に統一感を出すには、洋服をコーディネートするときと同様、色の組み合わせが大切。たとえば黒のオーナメントをメインにしたいのであれば、反対色である白の小さな飾りをアクセントに加えると、メリハリが生まれます」 「同じ色味で揃えたいときは、単調にならないための工夫が必要です。さまざまなサイズのオーナメントを組み合わせたり、素材や質感などのニュアンスを変えたりすることで、ツリーに動きを加えることができます。同系色でグラデーションを作ってみるのも楽しいですね」 6.客観的にバランスを見ながら配置する 「飾りつけの作業はツリーの近くで行うことになりますが、時々、離れて全体のバランスを確認するようにしましょう。近くではオーナメントの間隔が均等に見えても、遠くから見るとバランスが崩れているということがよくあります」 「おすすめは『全体を写真に撮る』こと。人の目には見えているものを都合のいいように補正してしまう特性があるからです。直接ではなく写真で確認すれば、意図したバランスや形になっているかどうかを客観的に判断できます」