和田一浩氏 今年の西武には「得点源がなかった」昔のライオンズにあって今はないのものは?
中日の打撃コーチを退任した和田一浩氏(52)が、元楽天監督の大久保博元氏(57)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。今季低迷した古巣・西武に足りないものを指摘した。 【写真】西武時代の和田一浩氏 ともに西武でプロ人生をスタートした2人。和田氏は「常勝軍団のシステムを叩き込まれた。そのプライドが西武にはある」と、振り返った。 中日の打撃コーチとして交流戦で対戦した古巣は「ドラゴンズの成績も悪かったが、西武には得点源がなかった。クリーンアップがいなかった」と指摘した。 かつては大物野手が抜けるたび、中島宏之、中村剛也、栗山巧、和田一浩ら若手が台頭してきたが、今はお家芸の育成が機能していない。 大久保氏はその原因を「今はあんまり練習させちゃいけない空気が日本にはある」と説明した。 球団によっては特打は希望制で、コーチは強制できない。だから「嫌われるコーチがいなくなった」と続けた。 大久保氏は「ライオンズの何が凄かったというと練習量だった」と指摘した。 和田氏も当時の大石友好バッテリーコーチに鍛えられたが「お前が40歳までプレーできるように今やってるんだぞ」と言われ、納得させられたという。 和田氏は「いい悪いは別にして、それに耐えたから変な体の強さ持ってますよね」と、実際に通算19年間プレーできる体力をつくってくれた厳しかったコーチ陣に感謝した。