「ベトナム戦もそう」前田大然が挙げた重大な課題は? アウェーの雰囲気も厄介「飲まれた。相手は上手く味方に」【アジア杯】
途中出場で決定機を迎えるも…
1月19日、森保ジャパンはカタールで開催されているアジアカップの第2戦でイラクと対戦。1-2でグループステージでは36年ぶりの黒星を喫し、4-2で打ち勝ったベトナム戦からの連勝を逃した。 【動画】どうした前田!痛恨の枠外ヘッド。外した本人は思わず… せめて引き分けに持ち込みたかったなかで、痛恨だったのが、前田大然(セルティック)の決定機逸だ。0-2で迎えた83分、直前に伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)と代わってピッチに入っていた背番号25は、右サイドから南野拓実(モナコ)が上げたクロスに反応。完全に相手の前に抜け出してヘッドで合わせたが、枠を捉えきれなかった。 後半アディショナルタイムに遠藤航(リバプール)が1点を返しただけに、もしあれも決まっていれば――と多くのファンが唇を噛むシーンとなった。 ゴールネットを掴み、悔しさを露わにしていた前田は、試合後に取材に対応。まず、「外から見ていての敗因は?」という問いに、試合への入りの悪さと回答。自分たちがペースを掴む前に、相手を勢いに乗せてしまった点を重大な課題に挙げた。 「相手の入りがすごく良かった。そのなかで失点してしまったので...ベトナム戦もそうですけど、入りが悪いっていうか、相手が勢いに乗ってきているなかで、どうしても受け身になってしまいました。 難しい戦いだとみんな分かっていますが、それでも相手がそれを上回ってきたと。逆に日本が受け身になるんじゃなくて、最初からアグレッシブに行かないと駄目なのかな。 もちろん、こっちも良くなかったですけど、それ以上に相手が強い気持ちで来ていたので、受けてたってしまったのかなと見ていて思いました」 中東での戦いとあって、イラクサポーターはアウェーの雰囲気を作り出した。「スタンドの声」に関しては、前田はこう語る。 「アウェーの感じの雰囲気だったので、それに飲まれ...相手はそれを上手く味方にしてしまったのかな」 森保一監督はタイムアップ直後の円陣で「次は勝たなきゃいけない。試合は終わったので、切り替えていこう」と鼓舞した。その言葉通り、前田は気持ちを切り替え、中4日で迎えるインドネシア戦ではチャンスを確実に仕留められるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 「フィールド上で日本のワースト」イラクに敗れた森保Jをブラジルメディアが採点!最も評価が低かったのは…「彼は数え切れないほどのプレーを無駄にした」【アジア杯】
- 「すごく後味が悪い」「反省している」久保建英が敗れたイラク戦後に指摘した問題点「1失点は仕方ないですけど...」【アジア杯】
- 【日本1-2イラク|採点&寸評】負けるべくして“完敗”。16人全員が及第点未満の厳しい評価。最低点は守備者の2人に
- 日本のグループステージ突破条件は? 首位突破は消滅、次戦インドネシアに引き分け以上で2位通過、敗れた場合は...【アジア杯】
- 「めっちゃ前向ける」「言葉の重みがすげえ」日本代表レジェンドの気合注入に感激の声続々「先輩の心強い応援!届け!」【アジア杯】