横綱照ノ富士が時津風部屋に出稽古 前頭正代を相手に連続11番取って全勝
大相撲の横綱照ノ富士(33=伊勢ケ浜)が8日、東京・墨田区の時津風部屋に出稽古し、前頭正代を相手に連続11番取って全勝だった。立ち合いから右を差して一気に寄り切ったり、左からの上手投げで仕留めたり、さまざまな攻めを試しながらも圧倒した。稽古後は「立ち合いを試した。まだ、しっくりこないところはある。これからじゃないですか」と、冷静に自己分析した。 【写真】時津風親方と笑顔で話す照ノ富士 6日の稽古総見では、大関大の里に3勝4敗だった。稽古後、状態が上回っているか問われると「多少なりには」と、上向いている実感があることも口にした。正代は「まわしを取られると何もできなかった」と、2場所連続全休明けの照ノ富士の復調ぶりを実感している様子だった。