断熱等級6の家で”結露すごい&エアコン効きにくい”から解放! 「子育てエコホーム支援事業」補助金も活用 Oさん家族【断熱新時代・住宅実例】
ライフラインは別々の考え方を改めて
性能の高さとコストパフォーマンスの良さを総合的に判断した結果、Oさんは太陽光発電も採用することにした。 「最初にお話を聞いた会社で、太陽光発電の売電システムについて詳しくご説明があったので、興味を持って調べてみました。いままでは、事故や故障など万が一の場合に備えて、ガスや電気などのライフラインは別々にしておきたいという考えを持っていたんです。でも、最近は電気代が高騰していますし、できるだけ光熱費を抑えられるような仕組みを取り入れられたらいいなと思って。そうすると、オール電化が一番光熱費を抑えられるということで、オール電化にして、太陽光発電も採用することにしました。太陽光発電の売電価格は年々下がってきてはいるものの、設置費用も同様に下がってきていますし、総合的に判断して取り付けようということになりました」 Oさんが依頼した建築会社は「子育てエコホーム支援事業」の登録事業者であったため、エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯が、高い省エネ性能を有する新築住宅を建てる際に交付される補助金制度を活用することができたという。
5月、6月の電気代は売電効果でプラス
共働きで平日の昼間は不在がちだというOさん夫妻。 「今年2月に新居の引き渡しを受けて、住み始めたのは4月からです。5月はまだエアコンを使っていなかったので、電気代は8821円、売電価格は15392円でした。6月からはエアコンをつけ始めました。昼間は不在にしているので、18時頃に帰宅してすぐにリビングのエアコンをつけ、寝る時に2階の寝室のエアコンに切り替え、朝までつけっぱなしという具合です。そんなライフスタイルで6月の電気代は11944円、売電価格は15568円でした。夏休みに入って7月はマイナスになりましたが、8月は売電効果が高く、プラスになりました。社宅暮らしの時は光熱費に4~5万かかることもあったので、いい感じのスタートだなと感じています。大きな太陽光パネルを採用してよかったですね」
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