今の取り組み継続を 専門家会議が会見(全文4)医療基盤が弱い地方ほど大ダメージ
欧米株が新しい病原性を持つという情報はない
ただ、これはかなり感度は高いものだということですので、これが導入されますと迅速に感染された方が診断されて、その場で入院等の必要があれば入院等になるということで非常に有用であろうと。これはインフルエンザの迅速キットと同様に使えるものだというふうに承知しています。 それから欧州からの第2波ということで、先日、今週の月曜日ですかね、国立感染症研究所のホームページにウイルス株の伝播についての報告をさせていただきましたけども、先ほど欧米株というふうに言われましたけど、もともとの起源は中国の武漢の株ということですので、それが欧州に伝播して、それがまたさらに日本にも入ってきているということなので、だからそれが欧米株というべきなのか、ある程度の変異を持ったものだということで、親子関係を調べて、それでトレーシングをしているということですので、今のところこの欧米株が新しい病原性を持っているとか、それから感染性が変わっているとか、そういった情報はありませんので、どこから流入してきたものが現在の流行の中心になっているかということをみているものというふうにご理解いただければいいと思います。 日本経済新聞:ではすいません、会見室以外、省議室や隣の部屋で待機されている方、会議室入り口のほうまで来てマイクでご質問をいただけますか、お願いします。マイクを使ってください。
愛知・岐阜は緩和の可能性があるのか
CBCテレビ:よろしいですか。CBCテレビの若尾といいます。現在、13の特定警戒地域が指定されていると思うんですけども、愛知ですと1日の新規感染が0だったり、岐阜はもうずっと0が続いている状況です。これは7日以降も特定警戒として、徹底した行動変容が求められる地域として継続していくべきなのか、これは少し緩和してもいいというふうに変わる可能性があるのか、どのようにお考えでしょうか。 脇田:先ほど申し上げたんですけども、地域の詳しい状況というのはまだ今後、近いうち、本当に近日中に解析をご提示しようというところで考えていますので、そのデータを基に、たぶんこれは諮問委員会、そして政府のほうが判断をするということになろうかとわれわれは考えております。ですので今日の時点では特にこうなるということを申し上げるところではないというふうになります。 CBCテレビ:ありがとうございます。