防球ネットのワイヤ、自転車に引っかかり男性転倒 負傷の男性に1150万円賠償へ
2021年5月12日、兵庫県尼崎市立小学校の防球ネットのワイヤが自転車に引っかかって30代の会社員男性=伊丹市=が転倒してけがを負った事故があり、尼崎市は26日、男性に1150万円の損害賠償金を支払う方針を明らかにした。男性は左手首に後遺症があるという。 【写真】公園の石積み崩れ、4歳男児の指に30キロの石落下 尼崎市内281カ所を一斉点検へ 同市によると、事故は金楽寺小西門付近で発生。防球ネットをつり下げるための金属製ワイヤが歩道に垂れ下がっており、男性の自転車のペダルにひっかかった。男性は転倒し、左手首捻挫などのけがを負い、動かしにくくなるなどの後遺症が出たという。 男性は今年5月、約1500万円の損害賠償を求め神戸地裁尼崎支部に提訴。10月1日に和解勧告が出された。市は12月3日開会の市議会定例会に関連議案を提出し、可決されれば和解が成立する。(広畑千春)