早稲田大学繊維研究会がタキヒヨーとドレスザライフと合同展示会 PLA素材の可能性を探る
井上:当団体は、今年度に至るまで、メディアではもちろん、SNSにおいてもショーまでの過程や、こだわったポイントなどをお話することはありませんでした。明確なルールがあったわけではなく、代々「語らない美学」が受け継がれてきたためです。この考えには共感する点もありながら、ショー本編の20分~30分程度の中で自分たちのこだわり全てに気づいてもらえるわけではないことに、もどかしい思いを抱えていました(一方で気づいてもらえない意匠はそれまでのもの、という気持ちもあります)。今回の連載では、ルックのデザインだけでなく、ショーに至る過程にスポットを当ててお話してきました。今年は映像ではなく生でショーを見る意味、というものをこれまで以上に大切にしています。ぜひ実際にお越しいただき、ルックのデザインはもちろん、それ以外の部分にも注目いただければうれしいです。
■早稲田大学繊維研究会2024年度ショー「透き間、仄めき」 日程:12月22日 時間:①開場12:30~、開演13:00~ ②開場15:00~、開演15:30~ ③開場17:30~、開演18:00~ 場所:代官山ヒルサイドプラザ 住所:東京都渋谷区猿楽町29 ヒルサイドテラス