【注目】小池都知事が新政策続々「ポイント還元」「週休3日」「第1子保育料無償」…その狙いとは?
「アフォーダブル住宅」推進
渡辺和洋アナウンサー: 実はこのアフォーダブル住宅の推進、小池さんが都知事選に立候補する時の公約に掲げていた政策なんです。 「アフォーダブル住宅」とは、お手頃な価格・賃料で買える・借りられる住宅のこと。 LIFULL HOME’S総研の中山登志朗副所長によると、アメリカ・ロサンゼルスの例では、モーテルなど空いている場所を改装し住宅として200戸提供。低所得の人でも買ったり住むことができるような住居を提供するという仕組みです。 東京都独自ではなく、首都圏などエリアで手がけると国も支援しやすくなるということです。 法政大学大学院 白鳥浩教授: 先ほどの週休3日もそうなんですけれども、東京で出生率が非常に低いっていうところがポイントなんです。出生率が0.99%という1を割っているので。 これをやることによってもう少し若い人たちが都内に住めるように、そういうことを考えているんだと思うんですよね。
第1子から保育料無償化
保育料は現在、国が3歳から5歳については無償、住民税非課税世帯などを除いて0歳から2歳は有償となっています。 東京都は国の助成に上乗せする形で、現在は0歳から2歳の第2子以降については所得制限なしで無償としています。第1子は有償というところを、2025年9月を目標に第1子から無償に拡大する方針です。
2030年に!?空飛ぶクルマ
渡辺和洋アナウンサー: 小池都知事は新たに空飛ぶ車を実現しようということ12月3日に表明しました。実際に5月のイベントで空飛ぶ車の実験をしているわけなんですが、2030年、市街地での商用運行開始を目指すということを表明しました。 法政大学大学院 白鳥浩教授: 東京が世界に先駆けて、トップの街になるっていうことが一つの目標なんだろうと思うんですね。 2030年ってあと6年しかないわけですから、果たして本当にできるのかっていうのは、ちょっと疑問に思います。 渡辺和洋アナウンサー: 色々な政策を見てきましたが、小池知事の狙いはどこにあるのでしょうか? 法政大学大学院 白鳥浩教授: まず一つは東京都ができているのに国は遅いじゃないか、国はできないじゃないかっていうところを見せたい。もう一つはやっぱりこの空飛ぶ車も万博で話が出ていたんですが、できなかった、なら東京がやる、と。 やはり来年の選挙、都議選に焦点を当てているのではないかと言われていますね。 (『めざまし8』 2024年12月12日放送より)
めざまし8