目に入ったゴミを取り除くとき「やってはいけないこと」とは? 目の健康について知っておきたいこと
私たちは、目が痛くなったり、見えにくくなったりしないかぎり、目の健康についてあまりよく考えたりしないもの。 第一印象が肝心! “眼トレ”ドクターに聞く「目ヂカラアップ術」 でも、いざそうなってみると、目のことで頭がいっぱいになります。そんなときのためにご紹介するのが、以下のクイックガイド。目の健康について知っておきたいことや日常的な目の不調への対処法をまとめてあるので、これを読めば、トラブルが起きたときにあわてずに対処できるはず! ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
1. 目に入ったゴミを取り除くには正しい方法がある
まつげやほこりが目に入ったからといって、目の中に指を突っ込んだり、無理やり涙を出そうとしたりしないこと。まばたきや自然な涙の作用でとれない場合は、方法を変えなくてはいけません、と語るのは、シカゴにあるイリノイ・カレッジ・オブ・オプトメリーのレイマン・バクリ准教授。 特に、涙が止まらず、目が充血したり、光に敏感になったりしている場合は、医療用の洗眼液(ドラッグストアで手に入る滅菌された生理食塩水)ですみやかに目を洗うこと。もしなければ、清潔な水を使いましょう。ほこりがとれて、20分後には目の充血や涙、炎症がおさまったら、おそらくもう大丈夫ですが、もしまた目の充血や痛み、かすみなどが起こった場合は、眼科医に診てもらいましょう。何かが目の内部にはまりこんでいたり、化学物質が入っていたりする可能性があります。
2. 年齢によって視力は変化する
老眼は加齢による自然なプロセスで、至近距離のものが見えにくくなる現象。40歳を超えたあたりから誰にでも起こります。「残念ながら、これは誰にも避けられないもので、年をとるにつれて悪化する可能性が高いと言えます」と語るのは、テキサス州デントンを拠点とする眼科医のライアン・パーカー氏(あなたが近眼で、眼鏡やコンタクトをつけている場合は老眼が少し遅れてくる可能性があります、とも)。 目の中にはカメラのレンズに相当する水晶体があり、ピントを合わせるはたらきをしています。パーカー氏によると、一定の距離にあるものを見ている場合、レンズは特定の厚みのままですが、近くにピントを合わせようとすると分厚くなる必要があるのだとか。若い頃はこの調節が簡単にできるけれど、目の筋肉が弱るにつれて弾力性が失われるため、近くにあるものに焦点を合わせるのが難しくなるそう。
From Prevention, Translation: Mayuko Akimoto