コロナ禍でも「成長業種」の兆しをいち早く発見、「銘柄発掘」のヒントは“ちょうどいい都会”にある
それにもかかわらず埋まらないままの景色。コロナ禍のダメージがいかに凄まじいかを実感した。 今の時代を映す投資対象が現れるのはいつなのか……。そんな思いでイライラしながら「おかしのまちおか」跡地を見ていたのは、おそらく自分1人だけだろう。 やっと埋まったのは1年後。埋めたのはブランド古着のリサイクルショップだった。運営するのは東京を中心に展開する非上場の企業だ。 「なるほど、リユースか!」 長引く不況にコロナ禍が追い打ちをかけ、消費者の購買力は低下している。一方でリユース店が定着し、古着への抵抗感は薄れているのだろう。
そんな時代を象徴していると感じて、同業の「セカンドストリート」を運営するゲオホールディングスや「格安スーパー」の大黒天物産、ディスカウントストアを展開するトライアルホールディングスをポートフォリオに加えていった。 やっと見えてきたアフターコロナの変化の兆しに満足感を覚える一方、「リユースであれば私たちの暮らしはよくならなそうだ」と複雑な思いも抱いていた。
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