「ゴジラ-1.0」山崎貴監督 もし次回作を作るなら「昭和でいきたい」【WBS】
「ゴジラ-1.0」続編は
アメリカ・ハリウッド。エンタメ企業が集結するこの街にネットフリックスが2022年に買収したVFX制作スタジオがあります。 「カメラがたくさんありますね」(鵜飼記者) 「これがボリュメトリックキャプチャ」(「スキャンラインVFX」プロデューサーのコニー・シュウ氏) 160台のカメラで360度から役者を撮影するこの施設。日本の漫画「幽☆遊☆白書」の実写化でも活用され、頭の動きや顔の表情の3次元データを作成した後、CGで作る首から下の体に繋げて映像を作ります。「幽☆遊☆白書」では、こうしたVFXの政策を世界6カ国18のスタジオに分散し、一つの作品を完成させます。 「技術システム自体を開発するチームを社内に持っている。そのため高品質の映像を作り出せる」(「スキャンラインVFX」プロデューサーのコニー・シュウ氏)
佐々木キャスター「映像が本当にどんどん進化していますけれども、ネットフリックスも今後ますます日本のコンテンツの実写化などに力を入れるということです。こちらは世界のIP(知的財産)の累積収入ですが、ポケットモンスターが世界首位です。日本のIPコンテンツの強さを実感します」 山崎監督「1位も2位(ハローキティ)も日本。アンパンマンは子供の時に絶対に通るから本当に強いとよく聞いていて。6位なんですね。スター・ウォーズといい勝負」 佐々木キャスター「現地でいろいろなところに行かれて、いろいろな方にもお会いしたということですが、中でも山崎さんがかねてから撮りたいと言ってきましたスター・ウォーズシリーズを手がけたルーカスフィルムやノーラン監督も愛用する映像技術IMAX社なども今回訪問されたそうですね。今後に繋がる話があったでしょうか?」 山崎監督「この先どういうふうに繋がるのかわからないですけど、(世界最大手のVFX制作スタジオの)ILM(インダストリアル・ライト&マジック)の方にゴジラを褒めてもらったのは本当に素晴らしい体験でした」 田中キャスター「SNSなどで事前にいろいろな方から意見を募ったところ、ゴジラの続編に期待する声をかなり多くいただきました。もし続編を撮られるとしたら、どういった時代設定で今度は撮られますか」 山崎監督「もし僕がやるのだったら、『ゴジラ-1.0』の人たちの物語の続きを見たいと思っています。同じキャラクターたちと、新たに入ってくるキャラクターたちとの物語を見たい。僕のゴジラは昭和に立っていてほしいんです。やはり初代のゴジラがすごく好きなので、昭和の世界の中にいるゴジラが一番しっくりくる。現代は『シン・ゴジラ」という素晴らしい作品があるので、昭和でいきたいなと思います」 ※ワールドビジネスサテライト