岩のような塊感!! お値段798万円から!!! [BMW新型X3]が早くも日本デビュー!!!!
■日本では3つのグレードを設定。PHEVは未導入
インテリアはどうか。メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させた湾曲モニターが居座るダッシュボードは近年のBMWの流儀通り。シフトレバーは廃止され、センターアームレストに操作系をすべて収めることで、スイッチ類の少ないモダンな車内が実現されている。 アンビエントライトはもちろん標準装備。コックピット回りだけでなく、ドアパネルも照らし出し、ナイトドライブをロマンチックに演出してくれる。スマホのワイヤレス充電にも対応済みだ。 ADAS系では、BMWが先鞭をつけたハンズオフ渋滞支援運転機能のほか、一通りの最新機能が備わることはいうまでもない。この他車外からスマホで車両コントロールできる自動駐車機能や、直前の200mを前進した通りにバックしてくれるリバース・アシスト・プロフェッショナルなども搭載可能だ。 日本でのラインナップだが、140kW/310Nmの2Lガソリンエンジンを積む「20 xDrive xLine」、145kW/400Nmの2Lディーゼルを積む「20d xDrive M Sport」、280kW/540Nmの3L直6ガソリンを積む「M50 xDrive」という3種類となり、前述の通りすべてが48Vマイルドハイブリッドとなる。本国に用意されるプラグイン・ハイブリッドモデルは、現時点では日本未導入だ。 価格だが、「20 xDrive xLine」が798万円、「20d xDrive M Sport」が858万円、「M50 xDrive」が998万円という構成。かつては500万円台から購入可能だったX3だが、モデルチェンジとともに高級化が進み、庶民からはやや縁遠い存在となってしまった点は残念なところ。 「そんな方にはX2、X1を」という声も聞こえてくるが、縦置きFRレイアウトを採用するX3の魅力は捨てがたい。せめて600万円台のモデルがあると嬉しいのだが、知能化や電動化が進む昨今、これは無理というものか。トホホ……。