MAZZELのRYUKIが語る、ダンスに人生を賭けた意味、「九州会」の友情
BMSG所属の8人組グループ・MAZZELのソロインタビュー連載、第6弾。「Maze=迷路」、「Zeal=情熱」、「Mazel=幸福」の意味を持つ「MAZZEL」のメンバーは、それぞれグループに加入するまで人生の「迷路」にいた。その中でなぜ「情熱」を絶やさずにいられたのか、そして今どんな「幸福」を感じているのかを探る。今回はRYUKIが登場。 【写真を見る】MAZZEL 1st One Man Tour 2024 “Join us in the PARADE” グループ最年少で、先日20歳になったばかりのRYUKI。「かわいい」ではなく「かっこいい」と言われたいと、いろんな場で話しているが、このインタビューでは彼の心の中にある「かっこいい」言葉がたくさん語られた。それらはすべて、繕ったものではなく、RYUKIが歩んできた人生から溢れ出たもの。MAZZELの「情熱」を象徴する存在が、いかにしてその熱量やポジティブな姿勢を身につけてきたのか。20年間のライフストーリーを聞かせてもらった。 ―みなさんに幼少期のことから聞いているのですが、RYUKIさんはいつ頃から歌やダンスが好きでしたか? RYUKI 親がEXILEさんを大好きで、小学2年生のとき、一緒に大分県のスタジアムでライブを観て衝撃を受けました。ステージが大きくてかっこいいし、人の数もすごくて、始まる前から「すげえ!」と思っていたのに、いざメンバーさんが出てきてパフォーマンスが始まったらもうかっこよすぎて。たくさんの人が盛り上がっていることにも感動しました。それが「俺もいつかステージに立ちたい」と思ったきっかけです。 ―小学3年生の頃からEXPGに所属されていますよね。ライブを観てアーティストに憧れる人はたくさんいるけれど、そこで行動に移す人はそう多くないと思うんです。RYUKIさんにはどんな想いがあったのでしょう。 RYUKI 僕は「感覚タイプ」で。そのときに強く感じたものがあったのだと思います。EXPGの育成スクールは、家から片道1時間半くらいかかるし、高速じゃないと通えない距離だったので、最初は親から「難しい」と言われていたんですけど、「入りたい」ってずっと突き通していたら「いいよ」って言ってくれて。そこから通い始めました。 ―往復3時間! それは大変だ。EXILEのライブを観て衝撃を受ける前は、どんな子どもでした? RYUKI それまでは普通に、幼稚園の友達や近所の友達と遊んでました。サッカーも軽くやったり。戦隊ものにハマって変身ベルトを買ってもらったり、トミカの車が好きだったりしましたね。 ―ラップに興味を持ち始めたのは、EXPGに通い始めてからですか? RYUKI そうですね。当時僕は、EXILEさんを観てダンサーになりたいと思ったんです。HIROさん、AKIRAさんが大好きでした。だから最初はマイクを持つ人生になると思っていなくて。BMSGを受ける1年半前くらいから、ラップの魅力に気づいて練習するようになりました。当時ボーカル、ラップ、ダンスをやるボーイズグループがたくさん出てきて、自分もラップをやってみようと思って、実際にやってみたら歌より楽しくて。ラップの「伝える」ということが自分に合うなと思って、そこからラップのレッスンを受けさせてもらうようになりました。 ―EXILEを観て、なぜボーカリストよりダンサーに憧れたのだと思いますか? RYUKI 小学生のときはカラオケとかもあまり行ったことないくらいだったので、自分が歌う感覚がわからなかったんだと思います。小さい頃からとにかく身体を動かすことも運動も大好きだったので、EXILEさんのダンスを見て、あの動きが印象的でした。歌のレッスンはBMSGに入るまで受けてなかったくらい、ダンスとラップだけやってましたね。