東京マラソンで波紋を広げたペースメーカーは本当に大問題だったのか…パリ五輪切符に41秒届かった西山雄介の無念
大阪国際女子マラソンでは前田穂南(天満屋)がペースメーカーの前に出る〝攻めの走り〟を披露。MGCファイナルチャレンジ設定記録を突破しただけでなく、19年ぶりの日本記録を打ち立てている。 西山がパリ五輪に届かなかったのはペースメーカーの影響もあるが、やはり〝実力〟が足りなかったというのが一番の理由になるだろう。 「35㎞から大きく崩れてしまった。結果的には全然ダメだったので非常に悔しいですし 、弱さを感じましたね。今回が最後のオリンピック挑戦だと思っていたので、今後のことは分かりません。これからどうするのか考えたいです……」(西山) これでパリ五輪代表はMGCで「2位以内」に入った小山直城(Honda)と赤崎暁(九電工)に続いて、同3位の大迫傑(Nike)が内定した。東京マラソンでは日本人トップの西山が9位に終わったが、パリ五輪では「入賞」だけでなく、「メダル」に近づくレースを期待したい。 (文責・酒井政人/スポーツライター)
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