「私の今年の1文字は『C』」小池都知事会見12月23日(全文2完)
エネルギー関連で今後どんな取り組みに力を入れたいか
記者:ありがとうございます。日刊工業新聞の神崎です。先ほど「C」に押し込めなかったとおっしゃったエネルギーなんですけれども、きのう原子力発電を最大限活用するという政府方針がまとまりました。これに対する受け止めと、あとは今日このあと東京電力との会談も予定されていますけれども、エネルギーの一大消費地として、東京都として今後どのような取り組みに力を入れていかれるのか、この点についてお願いいたします。 小池:原子力発電の利用などのエネルギー政策というのは、まさに国の根幹をなす政策だというふうに思います。よって国レベルで議論、検討がなされるべきであります。そして原発の建て替えなどについてのお話がきのうあったかと思いますけれども、最終的には国などの判断によりますが、安全性の確保ということが大前提。そして地元の理解が得られるということが重要だというふうに考えております。 またGXということが基本にきのうあったかと思いますけれども、このGXというのが1つの新しい、なんて言うんでしょうかね、国づくりの1つになってくると思いますし、またこれを進めていかなければさまざまな投資の対象から外されるとか、世の中の流れの中で、ゲームにちゃんと参加するための、不可欠なことだというふうに思います。 東京都としても今後どのような形でGXを進めて、例えば物づくりの現場など、大田区、墨田区、いろんなところがありますけれども、そういったところの方々のこれからの、だから単に大企業で上場している会社だけでなく、それ以外の中小、零細企業などのGXをどう進めていくかっていう、それが一番重要な、エネルギーを何に使うかっていう話にもなってくるんですけど、そういったところを東京都としてはサポートする必要があるというふうに思っております。 いいですか。TBSさん。
ツインデミックはどういった点が懸念されるのか
記者:すいません、TBSの佐藤です。またコロナの話で恐縮なんですけれども、新型コロナとインフルエンザのツインデミックのお話も先ほどありましたけれども、こういったツインデミック、同時流行はこれまでの波ではなかったことですけれども、どういったところが懸念されているのか教えていただけますか。 小池:それぞれウイルスは異なりますけれども、結局対処法っていうのはつまるところ同じで、予防策としてのワクチン、そしてまた特にインフルエンザですね、ワクチン、そしてインフルエンザにはタミフルなどの経口薬が以前からも処方されることになっている。それからコロナにつきましても予防策、重症化を予防するという意味でもワクチン、特にオミクロン株のワクチンを接種していただくということと、日常的には手洗いとか消毒とか、前から、もう2年も3年も申し上げてることにつながりますけれども、手洗いとか、やはりなんだかんだいいながら、インフルエンザのときは普通にマスクするじゃないですか。 コロナとマスクはもういいよって言ってる人たちも、インフルエンザになるとやっぱりマスクっていうのは1つの、自らを守ると同時に近くの人を守るということ。これ、ある意味日本の、みんなの基本的な知識なので、マスクもそうですね。換気もぜひ、冬寒いですけれども、時々窓を開けるなどして換気を良くするということも行っていただきたいと思います。 第8波かどうか、ツインデミックかどうかって、分析は専門家の皆さんと共にしてまいりますが、もう現場の皆さま方お1人お1人がご家族と共に自らを守るように、どうぞ励行していただければと思います。 よろしいですか。それでは皆さん、どうぞよいお年をということにして。そうそう、これ、きのうもらいました。というキーホルダー。来年もみんなで楽しい1年にしたいものですね。なかなか厳しいですけどね、頑張りましょう。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事会見12月23日