旅行割「もっとTokyo」10日から試行 小池都知事が会見6月3日(本文1)
低炭素アスファルトを国が舗装材として承認
それから環境について、6月の5日の日は、これは毎年、環境の日となっておりまして、この環境の日という、そういう日があるんだという認知度の向上、そして環境への意識を高めるということで、毎年、環境省が実施しております「#環境の日はグリーン」というキャンペーンがありますので、こちらのほうに都も参加をいたします。この日は都庁舎や東京ゲートブリッジなど、環境をイメージしたグリーンにライトアップをする予定としております。都民の皆さまには「#環境の日はグリーン」と付けて、ライトアップの写真や「#HTT」を付けて、電力を「減らす・創る・蓄める」、身近な取り組みをぜひポスティング、投稿していただきたいと思います。ぜひこの機会にグリーンのライトアップを見ながら環境問題について考えるきっかけとしていただきたいと存じます。 それから3つ目ですけれども、都の公共工事について、こちらも低炭素化を実現する取り組みをいたしておりますので、それについてお知らせをいたします。東京都ではCO2の排出量の削減に寄与する低炭素アスファルトの混合物の導入というのを検討してまいりました。土木技術支援・人材育成センターという都の施設ですけど、こちらのほうで研究などを行ってまいりました。これが全国で初めて、国の指定する審査機関で舗装材料として承認されたというお知らせです。 これはどういうことかというと、低炭素アスファルトというもので、これは通常のアスファルトと比べますと、それを作る際の温度、加熱温度を10度から30度下げることができるというものであります。そのときに、燃やすときにエネルギーが掛かるのを、それを効率良くすることによって、加熱温度を下げることができるということで、30度加熱温度を下げますとCO2の排出量が、材料1トン当たりで2.7キログラム削減することができるというものです。
年間でCO2排出量約3470トン削減
製造温度を30度低減したこの低炭素アスファルト、これを東京都発注の全ての工事で使用した場合、東京都においてさまざまな東京都発注の工事が行われているわけですが、そこで使いますと、この低炭素アスファルトを活用しますと、試算すると年間でCO2の排出量は約3470トン削減されるということになります。これはスギ林の約277ヘクタール、東京ディズニーランドで当てはめますと約5個分に当たる面積が1年間に吸収するCO2量になります。という計算になります。 今年度、都が行います道路補修工事から【****00:17:37】的にこの低炭素アスファルトを導入いたします。で、公共工事の低炭素化につなげていくというものです。なお、アスファルト製造工場も国の審査期間で認定を受けることが必要となります。ぜひ事業者の皆さま方には積極的な申請をお願いしたいと思います。建設局のほうで【******00:18:03】おります。 次に特区を活用した全国で初めての外国人美容師の育成事業の実施についてお知らせをいたします。これは日本の美容師養成施設で学ぶ外国人留学生、この方々が、美容師の免許を取得しても在留資格の関係で、日本で美容師として働くことができなかったということもあるんですね。都は、ですから免許は取ったけれども働く、在留資格が取れないということで、都はこうした状況を改善するため、平成30年の8月に国家戦略特区の会議で規制改革提案をこの件でも行いまして、そして昨年の11月の特区諮問会議において、全国で初めての特例活用が認定されたものであります。 この特例の活用によって、一定の要件を満たした美容師免許を持つ外国人留学生が、美容師として最大5年間就労し、現場で実践的な技術や接客スキルなどを身に付けることが可能になると。免許を取るためのお勉強と、実践と、それが可能になるということです。外国人美容師が日本で学んだ知識や経験をそれぞれの国で生かすことで、日本の高度な美容技術や、おもてなしの心が世界へと発信される。これはすなわち東京のブランド価値につながるものだと考えます。この事業では制度の活用を希望する外国人の美容師さんに寄り添ったサポートなどを行う監理実施機関が必要となっておりまして、都はその公募、確認、指導を行っていくこととなります。今日から監理実施機関の公募開始をいたします。8月に監理実施機関を決定しまして、10月の1日からこの事業を開始する予定といたしております。