【チャンピオンズC】レモンポップ引退式「4、5年後にはレモンとついたお尻の立派な産駒が…」
<チャンピオンズC>◇1日=中京◇G1◇ダート1800メートル◇3歳上◇出走16頭 有終の美を飾ったレモンポップ(牡6、田中博)の引退式が、中京競馬場で最終レース終了後に行われた。式には馬主ゴドルフィンの福田洋行氏、田中博康師、坂井瑠星騎手、穂苅寿彦助手、田端誠厩務員が参列し、花束を受け取った。 ゴドルフィンの福田氏は、無事に引退式を迎えられたことを受け、まずは関係者やファンにお礼。高い壁を乗り越え、数々のタイトル獲得達成した厩舎、騎手への感謝も述べた。このあとは種牡馬入りするが、すでに生産者からの関心も高いという。「今日の走りを見て、さらに興味を持ってくださった方もいると思います。おそらく種付け料発表のころには満口になっているのでは。4、5年後には馬名にレモンとついたお尻の立派なかわいい産駒がG1、重賞をにぎわせてくれると思います」と未来を思い描いた。 田中博師は「ただただ感動しました。昨年も感動したんですけど、同じくらいというか、それ以上に感動しました。いろいろな経験をさせていただいた馬。感謝しかないです」と感慨深げ。坂井騎手は「G1・6勝すべて思い出深いですが、今日が一番うれしいです」と胸を張った。 通算18戦13勝(うち地方3戦3勝、海外2戦0勝)。G1(Jpn1含む)6勝、国内では3着以下なしのパーフェクト連対を最後まで通した。 ◆レース当日に引退式を行った馬のJRA・G1勝利 史上6頭目。これまでは有馬記念で03年シンボリクリスエス、06年ディープインパクト、13年オルフェーヴル、14年ジェンティルドンナが勝利。21年はコントレイルがジャパンCで有終の美を飾り、ファンに祝福された。