首輪とリードを全力で拒む保護犬 警戒心を和らげビビリを克服へ スタッフと二人三脚「幸せになる順番、そろそろあなたかも」
里親さんが「初めての人」になれることがたくさん
GIの「ハーネス拒否」はしばらく続きましたが、ハーネスを付けた後の散歩が楽しいことに気づいてくれ、やがてすんなりハーネスを付けさせてくれるようになり、他のワンコと仲良くまっすぐ散歩を楽しめるように成長してくれました。 人間の手からおやつを食べられないなど、その警戒心が完全に解けたわけではないですが、GIが散歩をマスターしてくれたことをスタッフはおおいに喜びました。 そして、あの多頭飼育崩壊の現場から保護した複数のワンコが次々と「ずっとのお家」をつかんでいく中、「次はそろそろGIの番じゃないかなー」とも。「まだ私たちの手からおやつを食べてくれないけど、やっと鼻に『ちゅーる』をピッとつけてあげたら舐めてくれるようになりました。そんなうれしい体験を、新しい里親さんが初めてできるかもしれないのだから、きっと飼い始めたら溺愛されるワンコなんじゃないかと思います」 GIが「ずっとのお家」をつかみ、警戒心なく過ごせるようになる日が訪れるのは、そう遠くないようです。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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