事務所も「過度な取材・報道は厳に慎んで」と言ってるのに…。中山美穂さんの「近親者」に“突撃”するマスコミの病理
なお11日現在、死因について「不慮の事故」より詳細な公式発表はない。 ■一部メディアによる「親族への取材」に批判の声 当然ながらマスメディア各社も、この訃報を大々的に伝えた。そうした報道の中で、一部メディアによる「親族への取材」が行われ、物議を醸している。なかでも批判を浴びているのは、妹の俳優・忍さんへの取材だ。 いずれも美穂さんの自宅前で行われたもので、12月6日夜には報道陣の前で、目を腫らしながら「遅くまでみなさん申し訳ございません。突然のことで、私も今、お話しできることが何もありませんので、改めまして、お話しさせていただくことができたらと思います」と発言。この光景は、6日夜から翌日にかけて、テレビ各社でも報じられた。
スポーツ各紙(ウェブ版)を見ると、翌7日には、美穂さんの自宅を訪れた忍さんが、葬儀準備を進めているとみられるとの報道が。そして8日には、無言の帰宅をした美穂さんを出迎えた忍さんを「3日連続で姿を見せた」と伝えている。 これらの報道を、家族を亡くした直後の親族への敬意がないと判断した人も多く、SNS上では「マスゴミ」と批判する声がでている。「迷惑系YouTuberと同じではないか」との反応も少なくなく、より遺族の心情に寄り添った報道姿勢を求める意見が見られる。
ちなみに所属事務所は、6日時点で「マスメディアの皆様におかれては、ご家族やご親族に配慮し、過度な取材・報道は厳に慎んでいただくよう切にお願い申し上げます」と依頼文を送っていた。 「過度」の判断基準について、一部メディアとギャップがあったのだろうか。8日には「ご遺族および関係者のプライバシーを尊重するため、取材はお控えいただきますようお願い申し上げます。また、近隣住民の方々へのご迷惑となる可能性がございますので、自宅や事務所への張り込みや訪問もご遠慮くださいますよう、重ねてお願い申し上げます」と、取材そのものを控えるよう念押しした。