関東・東海 今夜は雨風強まる所も 積雪が多い地域はなだれ・落雪に注意を
きょう(月)午後は、近畿から北の地域で雨や雪となる見込み。気温が上昇するため、北日本でも雨の降る所がありそうだ。積雪の多い地域は、なだれや屋根からの落雪、路面状況の悪化などに注意が必要だ。長らく空気が乾燥していた太平洋側は、久しぶりに空気の潤う所が多いが、関東や東海は今夜遅くにかけて荒れた天気となるおそれがある。
広く雨に
きょう(月)午前中は西日本で雨の所が多くなったが、今夜にかけては東日本が雨の中心となる見通し。低気圧に近い太平洋側は発達した雨雲がかかり、今夜は関東や東海の沿岸部で叩きつけるような雨の所がありそうだ。また、この時間は穏やかでも、今夜は沿岸部ほど風が強まるので注意が必要となる。
また、平年の3倍以上の積雪となっている所がある東北北部は、暖気の流れ込みにより雨の降る所が多い見込み。このため、積雪の見た目が減ったとしても、浸み込む雨で重みを増すことになりそうだ。除雪の負担が大きくなるだけでなく、落雪に対してもより注意が必要となる。路面が凍結している地域は、降った雨が凍りつくおそれがあるので、スリップ事故にも十分な注意が必要だ。
真冬の様相
あす(火)以降は冬型の気圧配置となり、週の後半には上空に今シーズン一番の強い寒気が流れ込む見通し。日本海側は広く雪や雨となり、11日(土)ごろにかけて、山沿いを中心に再び大雪となるおそれがある。特に、9日(木)~10日(金)は気温が下がり、平地でもまとまった雪となる所がある見込み。太平洋側は乾燥した晴天が続き、空気の冷え切った状態が続きそうだ。 (気象予報士・高橋和也)