59歳時点で貯金が300万円しかなくピンチです。65歳の年金受給開始まで「極貧生活」をすればしのげますか…?
この記事では、定年後に十分な貯蓄がない場合の対策を検討します。老後の不安を少しでも軽減できるよう、65歳までの具体的な支出計画を立てる方法をはじめ、収入源を確保したり資産を増やしたりする手段や公的支援の活用方法についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
定年後に十分な貯蓄がない場合の生活プラン
十分な貯蓄がない状態で定年を迎える場合、生活を乗り切るには極限まで支出を抑えながら、収入源を確保しなければなりません。 世帯人数やそれぞれのライフスタイルなどによっても異なりますが、老後に必要な最低限の生活費は、月額15万~20万円程度が一般的といわれます。定年後に十分な貯蓄がない場合は、これを下回る形で生活を設計することが求められるでしょう。 まずは、固定費を削減することが最も重要です。賃貸物件の場合、家賃の安い地域や公営住宅への引っ越しを検討しましょう。持ち家がある場合は、維持費の見直しを進めるとともに、必要に応じて売却するという手もあります。 さらに、食費や交際費などの変動費も、可能な限り削減しましょう。自炊を基本とし、節約を意識した買い物や食材選びを徹底することが重要です。また、交際費や趣味の支出も最小限に抑える必要があります。 一方で、生活に最低限必要な収入源を確保することも課題です。公的年金の受給が始まるまでの間は、パートやアルバイトなどで収入を補い、安定した収入源を維持することが、生き抜くための鍵となります。
65歳までの支出計画
十分な貯蓄がない場合、年金受給が始まる65歳までの支出は、現実的かつ徹底的に抑えなければなりません。 仮に単身者を想定して、最低限の生活費を月10万円以下に収めることを目安にしてみましょう。住居は、賃貸であれば月3万~5万円程度の物件がおすすめです。公営住宅を利用すれば、さらに費用を抑えられます。 毎日の生活では1日3食を自炊で賄い、エアコンを節約したりLED電球へ切り替えたりすることによって、食費と光熱費をなるべく節約しましょう。 年金受給開始までの生活を貯蓄がほとんどない状態で維持するためには、徹底的な計画を立て、浪費を防ぐ生活スタイルを確立することが重要です。また、突発的な支出に備えて最低限の現金を確保しておきましょう。