<潘めぐみ>「宇宙戦艦ヤマト」 母から娘に受け継がれたサーシャ役 愛と尊敬を込めて
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」で、声優の潘めぐみさんが人気キャラクターのサーシャを演じていることが話題になっている。「ヤマト3199」は、1980年に公開された劇場版アニメ第3作「ヤマトよ永遠に」を原作に、新解釈を加えて再構成したリメークシリーズの最新作。原作の「ヤマトよ永遠に」では、めぐみさんの母・潘恵子さんがサーシャを演じており、母から役を引き継ぐことになった。サーシャは、古代守とスターシャの娘。主人公・古代進の姪(めい)にあたる少女で、物語の重要な鍵を握る。 【写真特集】母から娘へ 受け継がれたサーシャ 成長した姿も!
◇「ヤマト」のロマン
めぐみさんは「HUNTER×HUNTER」のゴン=フリークス役や「【推しの子】」の有馬かな役などで知られ、恵子さんは「機動戦士ガンダム」のララァ・スン役などで活躍してきた。親子で時代を超えて人気キャラクターを演じることになった。恵子さんはリメークシリーズにマザー・デザリアム役として出演している。めぐみさんが演じるサーシャは「3199」の第二章「赤日の出撃」から本格登場する。
総監督を務める福井晴敏さんは“親子”の起用理由を「ほかは考えられない。と『2205』の時から考えていました」と話していた。めぐみさんは、サーシャを演じることを「光栄です」と語る。
「母から役を受け継がせていただくことがすごくありがたいですし、福井さんは『機動戦士ガンダムUC』でデビュー当時にお世話になったので、こうして再びご一緒させていただけること、それがまたうれしくて。感無量です」
「宇宙戦艦ヤマト」は、1974年のテレビアニメ第1作の放送から半世紀がたち、長く愛され続けている名作だ。恵子さんが「ヤマトよ永遠に」でサーシャを演じたのは、めぐみさんが生まれる前ではあるが、子供の頃から「宇宙戦艦ヤマト」を見てきた。
「初めて『ヤマト』に触れた時の記憶はすごくあります。3歳くらいだったので、周りの子たちと比べると、ちょっと早めでした。家にあったレーザーディスクで見て、子供ながらロマンを感じていたのを覚えています。小さかったので、内容の全ては把握できませんでしたが、ヤマトが発進するシーンに感動しました。戦いの中にいるけれど、互いに主義があり、答えのない戦争を繰り返す。それは今も昔もずっとそうですし、普遍的なものが描かれています。ロマンももちろんあって、人の思いを理解しようとする心も描かれていて、命の数だけ答えがあるように感じています」