ジャッジ「2点を追加できたのは大きかった」主砲が待望の今ポストシーズン1号…ヤンキース本拠で連勝発進
◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ヤンキース6―3ガーディアンズ(15日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) ヤンキースがガーディアンズに快勝し、シリーズ開幕2連勝を飾った。A・ジャッジ外野手が、今ポストシーズン6戦目で待望の1号本塁打を放った。先発コールは5回途中まで6安打2失点。リリーフ陣4投手が1失点でつないだ。第3戦は一日の移動日を挟み、17日(日本時間18日)からガーディアンズの本拠クリーブランドで行われる。 ジャッジは4―2で迎えた7回1死一塁で、ガ軍7番手ガディスと対戦し、外角高めストライクギリギリの直球をフルスイング。バックスクリーン右に放り込んだ。打球速度111・3マイル(179・1キロ)、飛距離414フィート(126・2メートル)、打球角度37度の当たりで、ヤンキースタジアムはお祭り騒ぎとなった。 「あの場面でさらに2点を加えることができたのは良かった。相手は強く、素晴らしいブルペンを持っている。だから自分たちにもう少し余裕を持たせるために、2点を追加できたのは大きかった」とジャッジはヒーローインタビューで笑顔を見せた。 屈辱の敬遠策を味わった。1―0で迎えた2回、バードゥーゴの適時二塁打で1点を追加し、なお1死二、三塁。ポストシーズン打率3割8分9厘のソトの打順で、ガーディアンズは申告敬遠し、ジャッジとの勝負を選んだ。ジャッジは2番手投手スミスとの対決で中堅へ犠飛を放ち、チームに3点目をもたらした。 ワールドシリーズ優勝経験がないジャッジは今ポストシーズンで前日まで16打数2安打0アーチ。キャリア通算でもポストシーズンは50試合で打率2割3厘、13アーチと物足りない数字にとどまっていたが、待ちに待った一発。ポストシーズン通算14号は、球団史上5位。同4位のベーブ・ルースに1本差に迫った。
報知新聞社