夏の移籍でどう変わった? J1クラブ市場価値ランキング11~20位。最下位になったのは?【2024年最新版】
1.6億円の助っ人が加入! 残留に向けカギに?
19位:湘南ベルマーレ 監督:山口智 J1リーグ順位:17位 総市場価値:1048万ユーロ(約16億7680万円) 最高額選手:ソン・ボムグン(100万ユーロ/約1億6000万円) 夏の移籍市場前から順位を変えず湘南ベルマーレが19位にランクインした。市場価値の金額も1030万ユーロ(約16億4800万円)から1048万ユーロ(約16億7680万円)とほぼ変わっていない。 今夏の新戦力としてGKの上福元直人(20万ユーロ/約3200万円)を川崎フロンターレから獲得し、チームトップの市場価値を持つGKソン・ボムグン(100万ユーロ/約1億6000万円)のバックアッパーを確保することに成功している。 一方で、リーグ前半戦だけですでに10ユーロ(約1600万円)の市場価値を上昇させる活躍を見せていたDF畑大雅(60万ユーロ/約9600万円)の台頭によって、控えにまわる機会も増えていたDF杉岡大暉(60万ユーロ/約9600万円)がリーグ首位のFC町田ゼルビアに引き抜かれている。 だが、湘南にとって不運なことが起きてしまった。左ウイングバックを務めていた畑が第24節のガンバ大阪戦で右脛骨高原骨折の怪我を負ったのは大きな痛手になるだろう。離脱期間は公表されていないものの、直近3試合は欠場が続いている。 移籍期間終了直前で獲得したFWルイス・フェリッピ(100万ユーロ/約1億6000万円)はソン・ボムグンとともにチームトップの市場価値を持つ選手であり、かつて半年間のみだったがFC東京でもプレーした経験のあるこのブラジル人の活躍が、リーグ後半戦の湘南の行方を左右するかもしれない。
良い意味で変化なし!? 補強はJ2からだけ
18位:アルビレックス新潟 監督:松橋力蔵 J1リーグ順位:11位 総市場価値:1128万ユーロ(約18億480万円) 最高額選手:秋山裕紀(90万ユーロ/約1億4400万円) リーグ序盤戦は連敗が続くなど思うように調子が上がらなかった新潟だが、ここ11試合は5勝4分2敗とリーグ戦の順位も11位まで上げてきている。そんな新潟は夏の移籍市場では最低限の補強に抑えて、市場価値ランキングは移籍市場前と変わらず18位となっている。 最低限の補強は左サイドのプレイヤーだった。J2の徳島ヴォルティスで左ウイングバックを担当することが多かった橋本健人(30万ユーロ/約4800万円)を獲得し、第27節のアビスパ福岡戦では左サイドバックとして先発出場している。 徳島ではリーグ戦21試合に出場しチーム最多の3アシストに加えて、ラストパス本数でも断トツの数字を残しているこの左利きは、今後新潟で出場機会を確保することができるだろうか。 チームトップの市場価値を持つGK小島亨介とMF秋山裕紀(ともに90万ユーロ/約1億4400万円)を中心としたポゼッションサッカーでリーグ後半戦の上位進出を目指したいところだ。