「怪しいと思っていた」のになぜ...?20代でも被害!警察を名乗る詐欺、未然に防ぐにはどうすればいい?
検事を名乗る男: 「もし仮にですね、どなたかにお話をされてしまった場合は、“秘密漏洩罪”というですね、別の罪が今度適用されてしまいますので、勾留期間がさらに長引くようなかたちになりますね」 検事を名乗る男は、移動中も女性に罪が重くなることをちらつかせ、誰にも言わないよう指示をしたといいます。 女性は電話で言われるまま30万円を振り込み、そしてそのお金は返ってきませんでした。
電話で説明された容疑について、「マネーロンダリングとか関わってなかったので、絶対白っていうのは分かっていた」という女性。当時の心境について、「それ(お金)を振り込んで、後で返してもらったとして、私の無実が証明されるなら、一番手っ取り早いのかなと思ったり...」と話し、続けて「もう最終的には結構疲れていて。振り込めば全て終わると思ってしまった」と明かしました。
“現金を送るよう指示”は詐欺の疑い
オレオレ詐欺全体では、70代や80代など高齢者が被害にあうことが多いですが、警察を名乗る詐欺に限定すると、若い年代も多い印象。 愛知県警の担当者は、「SNSで取り調べ」、「現金を送るよう指示」、「警察手帳の画像を送る」などがあった場合は、詐欺を疑ってほしいといいます。
また対策として、 ・国際電話の利用休止の申し込みをする ・迷惑電話防止アプリを活用する ・一度電話を切ってから、警察署に自分で問い合わせる などを挙げました。 手口が巧妙化する特殊詐欺。知らない人から電話がかかってきたら、少しおかしいなと疑うことが大切かもしれません。
【関連記事】
- はじまりは1通のDMだった… 「SNS型ロマンス詐欺」の巧妙な手口 信じた女性に人生狂わされた63歳男性が被害の一部始終を語る
- 「知らないおばちゃんとけんかしてママが死んじゃった…」 2歳の息子の目の前で殺害された母親 事件は未解決のまま25年が経過 最愛の人を失った父親と息子は今… 名古屋・西区
- 【増加する闇バイト強盗】“狙われない” “侵入されない”ために気をつけたい2つのこと ポイントは「訪問者の対応」 愛知県内でも不審な情報相次ぐ 強盗の下見か?
- 悪質な客はホームページで氏名公表 “制裁付き”カスハラ条例案を市議会に提出 成立すれば全国初 三重・桑名市が対策強化へ
- 「いかつい兄ちゃんは止まってくれる。止まってくれないのは…」 小学6年生が横断歩道の“車の停止率”を調査 “止まる車”と“止まらない車”の意外な傾向とは…?