【福島記念】4歳と前走GⅡ組が複勝率30%超え 本命は好データ該当のドクタードリトル
3、4歳馬が優勢も6歳馬の軽視は禁物
次に年齢別成績を見ていこう。 <福島記念 年齢別成績> 3歳【2-1-1-10】 勝率14.3%/連対率21.4%/複勝率28.6% 4歳【3-3-1-13】 勝率15.0%/連対率30.0%/複勝率35.0% 5歳【2-1-3-38】 勝率4.5%/連対率6.8%/複勝率13.6% 6歳【3-3-3-35】 勝率6.8%/連対率13.6%/複勝率20.5% 7歳【0-2-1-26】 勝率0.0%/連対率6.9%/複勝率10.3% 8歳以上【0-0-1-7】 勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率12.5% ※過去10年 3歳から6歳まで勝ち馬が出ているが、率にすると3、4歳が大きくリード。今年の該当馬は計6頭。その中でも特に前走が京都大賞典の4歳馬ドクタードリトルは注目したい。 とは言え、6歳馬も9頭が馬券に絡んでおり軽視は禁物だ。今年はウインシュクラン、タガノパッション、プラチナトレジャーの3頭が出走予定。特にウインシュクラン、プラチナトレジャーは前走クラス別でも好データに該当しており、馬券のヒモには入れておきたい存在だ。
勝ち星トップのゴールドシップ産駒には不安要素あり
福島競馬場はJRA全場の中でもコンパクトな競馬場だ。とはいえ、コースには独特な起伏がつけられ、ただの平坦な競馬場ではない。そして3、4コーナーにはスパイラルカーブがあり、直線は292mしかないが差しも比較的決まりやすい。 そんな福島競馬場の芝コースを得意にしている種牡馬はいったいどの馬なのか。種牡馬の勝ち星をランキングで見ていく。 <福島競馬場・芝コース 種牡馬勝ち星ランキング> 1位 ゴールドシップ産駒【33-19-26-196】 勝率12.0%/連対率19.0%/複勝率28.5% 2位 キズナ産駒【23-20-21-137】 勝率11.4%/連対率21.4%/複勝率31.8% 3位 ロードカナロア産駒【23-19-20-204】 勝率8.6%/連対率15.8%/複勝率23.3% 4位 オルフェーヴル産駒【22-15-20-128】 勝率11.9%/連対率20.0%/複勝率30.8% 5位 ルーラーシップ産駒【22-15-19-192】 勝率8.9%/連対率14.9%/複勝率22.6% 6位 ディープインパクト産駒【21-21-13-180】 勝率8.9%/連対率17.9%/複勝率23.4% 7位 スクリーンヒーロー産駒【17-16-10-105】 勝率11.5%/連対率22.3%/複勝率29.1% ※集計期間:2019年11月2日から2024年7月21日 15勝以上あげている種牡馬は上記の7頭。ゴールドシップ産駒が2位以下を大きく離している。ただ内訳をみると、新馬戦5勝、未勝利戦15勝、1勝クラス8勝、2勝クラス5勝。3勝クラス以上は【0-1-2-8】で勝ちがない。GⅢという舞台を考えると物足りない結果だ。 キズナ産駒は昨年の福島牝馬Sをステラリアが制するなど、OP以上でも結果を残している。特徴的なのは牡牝での成績の乖離だ。 出走回数に差があるとはいえ牝馬が【17-14-15-87】で勝率12.8%なのに対し、牡馬・セン馬が【6-6-6-50】で勝率8.8%となっている。今年の出走予定馬は牡馬のアスクワイルドモア。そこまで強気にはなれない。 オルフェーヴル産駒は上位7頭では勝率が1番高く、複勝率も30%オーバーと健闘している。今年はクリノプレミアムが出走予定。福島では2勝クラスの松島特別を勝利し、2022年に福島牝馬S2着、2023年は3着と福島では3戦すべて馬券圏内。休み明けとなるが軽視できない存在だ。 【ランキング上位7頭の種牡馬を父に持つ出走予定馬】 ・フェアエールング(ゴールドシップ産駒) ・アスクワイルドモア(キズナ産駒) ・クリノプレミアム(オルフェーヴル産駒) ・サトノエルドール(ディープインパクト産駒) ・ウインシュクラン(スクリーンヒーロー産駒) ・フライライクバード(スクリーンヒーロー産駒)